kabukabumanさんのブログ
☆株を始めたばかりの方へ⑥(資金管理と目標管理)
資金管理は単なる金銭出納ではなく
一定期間の利益目標と進行状況とのギャップを検証する目標管理の一部です。
しかも目標は高過ぎても低過ぎても意味がなく
精神的なゆとりも考慮すれば、少し頑張れば手が届くくらいがbestだと思います。
また目標は出来るだけ細分化しないとボケてしまうので
出来るだけ細かくスケジュール化することが大事です。
例えば投資資金100万円を3年で倍にするという目標を立てた場合
途中の検証をし易くする為に、3年という期間設定を月単位・週単位に細分化する必要があります。
そうすると毎月1万5千円(対投資額3%)の利益を出せば
2年10ヶ月(単利方式)で目標を達成出来ることになります。
これがスケジュール化です。(複利方式で投資すれば丁度2年で目標達成が可能)
無論計算上の話ですから、初月に3%損失を出せば次月の利益目標は6%とその都度変化しますが
1ヶ月(およそ22営業日)に3%なら比較的手が届きそうな目標ですから
毎日がむしゃらにトレードする必要などありませんし
相場が難しい時は無理をせずに様子見に徹すれば良いのです。
それどころか月初にいきなり3%利益を上げて
後は月末まで休むくらいの精神的なゆとりがより成果に繋がるかも知れません。
次に具体的な資金管理ですが、通常は持ち株管理表と資金管理表を別々に作成します。
しかし目標管理も重要ですから少々面倒ですが、これらを全て一つの管理表にまとめると便利です。
特に目標とギャップが生じた時に、起こった事柄と対処した内容を記録出来るようにして置けば
後にマニュアル化(マイ・ルール作成)の参考になり、悩んだ時に対処法を導き出すヒントになります。
因みに複数のNET証券を頻繁に利用するので持ち株の管理や資金管理が面倒だという方は
マネー・ルック3(SBI/Yahoo~無料ダウンロード)を利用されると便利でしょう。
但し一部登録出来ない証券会社や金融機関があります。
さて資金管理を行う上で予め決めて置かなくてはならいのがロスカットルールです。
ロスカットを行う上で注意すべきことは、持ち株ごとの変動率を基準にするだけでなく
投資金額全体に対する変動率も考慮に入れておくべきです。
なぜなら資金全体の1%しか投資していない銘柄と10%投資している銘柄とでは
同じ率でも金額的な影響度が大きく異なるからです。
さらにロスカットルールを決める際には金額や率だけでなく期間も考慮した方がいいでしょう。
つまり損益には無関係でも、株価が全く動かない銘柄は投資効率を考えるとカットの対象と言えます。
機会損失も立派な損失だと考えれば
スイングのつもりで投資した銘柄の株価が数週間経って全く動かなければカットの対象だと思います。
こうして実際にトレードを始めたら、スキャルピングやスイングでは毎日収支を明らかにし
中長期投資では出来れば週一のペースでギャップの検証を行います。
後は月ごとの収支決算と年末の本決算という形で一年間の資金管理・目標管理が終わります。
投資は大切な資産の運用ですから、配当目的だけで投資している人を除けば
自分がファンドマネージャーか企業の経営者になったつもりでとことん利益に拘るべきです。
その為に資金管理と目標管理は絶対欠かせない投資の基本だと思います。
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