jojuさんのブログ
社会保障維持のための増税は危険(聖域には腐敗がはびこる)
民主党政権では、社会保障の維持・拡大が最優先課題になっている。 借金返済を除けば、今や、財政支出のほとんどは社会保障向け。 その維持・拡大は必然、増税路線につながる。
しかし、高度成長、人口増大を基準に作られた、現在の社会保障制度をそのままにして、増税したのでは、いくら増税しても足りない。 行き詰まること必至。
低成長化してるのだから、それに合わせて社会保障費を縮小させるしか道はない。 低成長で増税(税率アップ)しても、税収はそれほど増えない。 根本的な解決策にならないのです。
で、縮小は不可能か? 否。 その逆である。 社会保障は(小泉時代を除き)長らく聖域化されていたゆえ、無駄が多い。 国民福利を減らさずに(増やして)縮小出来る部分が多い。
まず、福祉制度には必要のないところへのバラマキが多い。 しかも、原資を支払っているならともかく、それすら支払ってないヒトにバラまかれてたりする。 これは高度成長期後半以降、左翼政党が仕掛けてきたバラマキ合戦の帰結です。 無くせない無駄ではない。 そういうものを切るのが先決(民主党は左翼政党なので出来ない?)。
次に、医療制度は、現行、投薬すればするほど、治療すればするほど、儲かる仕組みになっている。
過剰投薬、不要治療が横行し、税金・資金をバカ食いする割に、患者の健康は改善しない状況になっている。 マッチポンプ的に、お金を食って患者の健康を損ねる行為がはびこりやすい状況にある(しかも、医療行為にはほとんど責任が問われない)。
その一方、医療者の育成はこれまで絞り込まれてきた。 これは現役医療者の年収を高く維持するため。
医師不足と医療の質の伸び悩み(諸外国比較では相対的低下)が同時進行しつつ、財政浪費も進んできたのが、昨今の医療制度の流れ。 この流れは止まっていない。 ここにもメスを入れる必要がある。
患者にとって最適・最善な医療を行った医療者が、最も稼げる仕組みに変えていかねばならない(現状はその逆)。 ヤブ医者がはびこり、儲かり、財政赤字が膨らむ制度は改めなければいけない。
そして、現在の財政問題の最大懸案である年金、、、これこそ制度劣化の最たるもの。
そもそも現行の賦課方式(若年者が高齢者を支える年金制度)は、人口変動や経済変動に弱い。 人口増大時や高度成長期には若年者が得をし、人口減少期や低成長期には高齢者が得をする制度である。 生まれた時期によって、不公正が必然的に生じる矛盾に満ちた制度。 そして、人口減少期や低成長期に財政破綻の原因になる(今が正にそれ)。
この制度は持続可能でない。 真面目に社会保障改革、年金改革をするつもりならば、これを変えるのがスジ(しかし、そのつもりはないよう@民主党)。
高齢者がこれまで支払ってきた年金原資は、この間の適正利息で精算(返還)し、積み立て方式(同年代同士で支え合う年金制度)に変更するべきでしょう。 現在の年金の設定利回りは、ここ20年と将来の経済成長に比し無謀に高すぎる(低成長時代は物価も伸びないのだから、利回りも下げるべき)。 ここを見ると、年金問題は増税のための、作られた問題という側面もあることが分かる。
年金負担・年金支払いを公正化する当たり前の方策へ早期に移行すべき。 これこそ、問題解決への近道です。 もちろん、団塊世代での年金支払い膨張分は、国債発行での長期平準化が不可避でしょうが、、、(路頭に迷わせてはイケナイ)
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与謝野くん上げたくて上げたくてしかたがない。
財務省も昔から狙っているし。
だが、悪いのは国民を煽って消費税容認派を増やすマスコミだ。
かくして、みんな騙される
復興のための消費税増税、、とかにすり替えてますね。
これは通らなくなったようですが。
与謝野さんは財務省の二人羽織みたいなもんです。