ビジネス vs トレード

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

ISAC.WaKSさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ172件目 / 全279件次へ »
ブログ

ビジネス vs トレード

私は退職した後自分でなんらかのビジネスを始めようと考えていた。これまでに関与した業界製品の輸出入、あるいはシステム開発・販売などが候補業務だった。そのため小さな会社は立ち上げてあり、どんな業務もできるよう定款には幅広い項目を入れておいた。株式投資も定款の中に含めてある。しかし、いろいろ検討はしたものの本格的にビジネス始めることはしなかった。理由はいくつかあるが、使える時間と受容できるリスクとの関係が株などのトレードに比べていわゆる実業の方がはるかに厳しいことが最大の理由といえる。どの商売を始めるにしても先立つ資金は必要で、初期は時間を惜しまずに働いても安定した売り上げと収益を上げるまでにはかなりの時間とリスクがあり、成功するよりは失敗する事例の方がはるかに多い。株や先物などのトレードと一般的なビジネスとの違いはなにかをあれこれ考えてみた。

 

資金:

株は信用取引でも30万円あればできる。ビジネスもいろいろだが、桁が2つくらいは違うだろう。

 

時間:

株はやり方次第だが、逆指値などを活用すれば昼間はまったく関与しなくてすむし、小一時間もあればたいていは十分だろう。ビジネスとなれば一日中掛かるし、休みも取れないほど働かなければならないというのはよく話である。ただ、週末ビジネスということもなくはない。

 

利益率:

株の平均的な利益率は約2%と言われる。これは20年国債に近い。

     2011.2月の東証1部の単純平均配当利回りは1.72%

     2011.2月の国債利回り。10年物:1.236%。20年物:2.050%。 

自分の株トレードではどのくらいの利益率(ROE)が得られるだろうか。私は数年の平均では30%は固いと見ている。個人投資家の成績を一番よく表すといわれる信用評価収益率は平均的にはおよそ-10%程度である。一方ビジネスでは業種別ROEは3.9%から16.9%(2006,10月)で平均10%くらい。これは上場企業の話であり、日本の中小企業の2/3は赤字ともいわれる。実際に会社を立ち上げた経験からは利益がだせる体制を作っていくまでがともかく大変だ。維持だって楽ではない。

 

税金:

現在上場株式の取引による利益に掛かる税金は10%。これは企業の有効税率42%に比べると経費の計上を含めても非常に有利である。個人に掛かる税金は一番多いのが20%。

 

評価:

証券会社でも自己売買部門というのはあるし、外為の専業ディーラーなどは高給取りで知られる。しかし、どうもトレーダー業というのは世間一般からの評価は高くないように思う。悪いことをしている訳ではないが楽して儲けようとしていると見られがちだ。この仕事の付加価値と苦労が見えにくいからだろう。長期投資であれば資金供与により企業を支援しているいう意味があり、短期トレードでは証券の流通性に貢献しているというくらいだろうか。パチプロとは違うよね。

 

リスク:

トレードを始めるリスクとビジネスをゼロから始めるリスクの比較は簡単にはいえないので別途詳しく考えることにする。
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。

ネット証券比較

みんかぶおすすめ