TIW藤根 靖晃さんのブログ
ブログ
【NTTドコモ 】高年齢層のパケットARPUの動き
高年齢層のパケットARPUの動きに注目したい
<株価は堅調な推移を辿るだろう>
引き続き株価は堅調な推移を辿ると我々は見込んでいる。その理由は(1)12/3期の営業増益確度が高いと考えられること、(2)EV/EBITDAや
PBRの水準から見て株価水準は割安感があると考えられること、(3)2年ごとに増配が行われており、フリー・キャッシュフローにも余力があることから
12/3期に増配が期待できること。
<高い営業利益の進捗率>
11/3期3Q累計(4-12月)の業績は前年同期比1.0%減収、7.9%営業増益となった。営業利益の進捗率は90.3%に達している。スマートフォンの販売拡大に伴う費用などが考慮され会社計画は据え置かれたが、上回って着地するとTIWでは見ている。
<高年齢層のパケットARPUの動きに注目>
スマートフォンの販売に際して利益の先取りに効く「月々サポート」というサービスを導入することもあり12/3期の増益確度は高いと考えられる。ただし、
同社のパケットARPU(一契約あたり月間平均収入)を見ると期初想定よりはやや弱い推移になっていることがわかる。これは契約者の高い構成比を占める高
年齢層のパケットARPUの押し上げに苦戦しているためだ。増益期待は高く営業利益9,000億円が視野に入るものの、中長期的な視点に立てばこの間にス
マートフォンの普及などによって高年齢層のパケットARPUに増加が見られるか否かに注目したい。(鈴木 崇生)
-
関連銘柄:
NTTドコモ(9437)
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。