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エジプトにドキドキ

「王家の紋章」に夢中になっていた小学生のころから

古代文明発祥の地エジプトに思いをはせドキドキしていたものだが

大統領退陣を求めるエジプトの混乱にも今、ドキドキしてしまうのである。

 

決して、

対岸の火と楽しんでいるわけではありません。

 

太古から、武器や軍隊を持つ裕福な者が強者となり国を治めてきた。

知恵や心を持つものの「筆」は「刀」に敵わなかったのである。

それが、インターネットという新しいメディアが「筆」に力を与えた。

(実際は文字を書くのに筆すら必要なくなりましたが)

 

エジプトでは、筆の力を恐れた「鶴の一声」で

インターネット環境が遮断されたとのこと。

なんという傲慢!

 

30年も王座にあぐらをかいてきた大統領の傲慢に対し

「速さ」と「自由」が武器のIT企業はだまっていなかった。

グーグルはツイッターのエンジニアと共同で

音声を自動的にテキストに変換し、ツイッター上に投稿できるというシステムを開発。

 

「詳細はロイターへ」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19317220110201


これにより遮断されたネット環境でも、エジプト庶民の声は

世界に発信されることになった!

 

なんという素早さ!

(本当のところは中国あたりで使おうと準備していたのかな?)

 

フェイスブック、ユーチューブ、そしてウィキリークス…

インターネットの功罪は賛否両論。

私的・公的損益を無視した情報のリークなど恐ろしさは理解しつつも

新時代の革命の行方には、インターネットを通して私もついついドキドキしてしまうのである。

 

ただね。

人口8000万人を抱える親米国家エジプトの崩壊はチュニジアを発端に広まった

世論の逆襲をさらに勢いづけてしまうことになるはずだ。

流れに乗ると、だれしもが行きすぎるのだ。

相場と同じように…。

筆を持つものが、同じ手で刀を振り回さないことを祈るばかり。

 

中東各国への飛び火は、原油・穀物・金融市場への飛び火を意味する。

 

円高のおかげで日本国内では実感のないところだけれど

砂糖に原油・金…コモデティ市場の上昇は他人事ではありません。

 

株価暴落、景気悪化、国債発行…

紙幣を刷ったツケは、めぐりめぐって先進国と金融市場に帰ってくるはず。

 もちろん、市場が歓迎できる範囲のインフレばかりとは限らない。

 くわばら、くわばら…

 

こんなときこそ、何を売って何を買うのか…投資戦略にも計画性が重要になる。

 

 

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