NGTNさんのブログ
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2007-2008 相場雑感
NGTNさん
投稿:2008/1/1 22:07
更新:2008/1/4 01:08
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
以下、去年を振り返ってと今年について簡潔に書きます。かなり端折って書いているので、よくわからんってとこはコメント下さい
昨年は、サブプライムローン問題に振り回された一年。アメリカ住宅バブルの崩壊とそれに伴う世界的なレバレッジバブル・デリバティブバブルの崩壊。金融市場への打撃。根底に流れるものは過剰流動性⇒運用利回りを求めてのリスク軽視によるレバレッジの増大/リスクプレミアムの低下/ボラティリティの低下。これらは構造的にスパイラルに高めあう。それが巻き戻されて、レバレッジの減少/リスクプレミアムの増大/ボラティリティの増大が起こっている（現在進行形）。
一言で言えば「リスクの再評価」。
CDS（クレジットデフォルトスワップ）やクレジットスプレッドやVIXについて、過去の推移を見ると、2005年から2007年前半までの水準が低くて、それ以前の水準に戻ったとも言える。つまり今のボラティリティが続くことも十分有り得るということ。
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=%5EVIX&t=my&l=on&z=m&q=l&c=
CDSやクレジットスプレッドの推移は、こちらの方が以前のエントリで掲載されていた気がします。bloomberg端末があれば見られるんですけどね。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/58476
で、今年。新興国・資源国の貿易黒字、先進国の金融緩和により過剰流動性は相変わらずとして存在する。運用されなければならないお金は大量にある。問題は、これがどこに流れ込むかということ。ここ数ヶ月の金融機関の巨額の損失計上を見ればわかるように、今まではCDOなどの胡散臭い金融商品に結構な量のお金が流れ込んでいたわけです。でも、その市場は化けの皮が剥がれて死んじゃいました。頼みの米国債は利回りが低下しています。インフレ圧力は依然としてあります。じゃあ、どうすれば運用利回りを出せるのかというと、（世界経済がリセッションに陥らないという前提で）株式かコモディティではないかと思います。そしてコモディティの市場規模は小さいので、株式市場に大量のお金が流れ込む可能性があります。時期的には今年の後半に株式市場は強含む展開をイメージ。今後3ヶ月位で金融機関の損失が処理され、先進国の景気減速が今年前半で終わり後半からは景気再加速かなと。リスクは、インフレ（特に食料品）と環境問題、景気の舵取り－スタグフレーションもしくは金融緩和し過ぎて景気がオーバーシュート。
株式市場のインデックスベースのパフォーマンス予想は、
新興国株式＞NASDAQ＞ダウ・S&P500＞独＞英・仏＞日経平均
新興国は国全体が強い、NASDAQのハイテク企業は原材料高の影響を受けにくいのとマーケットの拡大余地が大きい、ダウは構成銘柄の巨大グローバル企業は世界で稼げるのと大型株なのでニフティフィフティ的な面からも買われやすい、ってとこでしょうか。個別のテーマとしては、今思いつけるのは、農業、穀物、環境、水、イスラム金融、ハイテク、かな。これらは去年既に結構テーマになっているので、もっと他のテーマも出てきそうな気も。コモディティは、農作物の方がオイルやメタルよりも強いと思います。
個人的なこと。
去年の運用成績はヒミツ。今年は、先物・オプションの方は抑え目にして、株で稼げるようにしたい。あと、どこまで専業トレーダーをやるか、今年のうちにある程度目処をつけたいと思う。お金と時間のバランス。年取ってお金だけ持っていてもしょうがないと思うので、意欲・体力のあるうちに色々なことをやっておきたい。
専業では、マズローの欲求段階説で言うところの、親和の欲求、自我の欲求を満たせないので、これをいかに満たすかが結構大事だなと最近思うようになりました。
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今年もよろしくお願いします。
心理的には日本人の日本株に対する買い需要は少なそうですね。
新興国にとってはどうなのか、もうちょっと様子を見ていきたいと思っています。
>どこまで専業トレーダーをやるか、今年のうちにある程度目処をつけたいと思う
僕も自分自身のビジネスと株式投資のバランスを考えている最中です。
狭い世の中、仕事の方でもおつきあいさせていただく機会があるかもしれません。
今後ともよろしくお願いします！
金融機関の内情は詳しくないですが、問題となってる損失の底さえ見えれば、その先の展望が立つので、その時点で、好業績を理由にした強気の買い姿勢が戻ってくるとは思っています。
ただ、第4四半期で正直に全てウミを出し切りますかね・・・（無限増殖のの損失ではないので、底は必ずありますが）
また、需要面でのケツ押しもある原油価格がどうしても気になります。以前の水準まで素直に戻って来るのでしょうか。まだまだ高止まりしそうな気もします。
金融機関の巨額損失によって生じたあふれんばかりのオイルマネーが、その穴埋めをするために戻ってくるとは、経済とは不思議なものですね。
アンテナを張り続け、相場の転換点を見極めようと思います。
＞親和の欲求、自我の欲求
僕も、専業でやれるくらいの才能があっても、仕事や、地域との関わりをやめようとは思いません。金持ち＝幸福、というわけではありませんし。社会の中で生きているand役立っているという自負が、人生にとって重要と考えます。
しっかりとした人生の地盤を持ちながら、金を生む才能もあるなんて、素晴らしいじゃないですか！ 是非、実現にむけてがんばってください！
あけましておめでとうございます。
ジャブジャブしたマネーがどこに流れ込んでいくのかは注目ですね。まあ、日本株式に流れ込む可能性は非常に低いのでしょうね。日本人でさえ日本株式を買う気が起きないのに、外国人が買う気が起きるでしょうか（でも、逆をいって稼ぐのも外国人ですが）。
＞新興国株式＞NASDAQ＞ダウ・S&P500＞独＞英・仏＞日経平均
これって非常にうなずけますね。残念ですが。
私は専業トレーダーになれるほどの実力はありませんが、実際専業トレーダーもいろいろ大変なんでしょうね。NGTNさんなら緻密ですから何をされても問題ないと思います。たった一度の人生ですから、あとで後悔することがないよう頑張りましょう。
>コモディティは、農作物の方がオイルやメタルよりも強いと思います。
となると気候とかもリスク要因に入ってきちゃいますね。。
コモディティーは、
ちょっと私も海外ETFで注目してました(^^ゞ
為替派の私がここを見てるのも不思議ですけどね。
>年取ってお金だけ持っていてもしょうがないと思うので、意欲・体力のあるうちに色々なことをやっておきたい。
いいことだと思いますよ。
私は投資もそうですがいろんな人に会うようになって
いろんな可能性が広がりました。
時間が足りなくても充実してる感じがします。(^^ゞ
今ならいろんなことが出来ると思います。
応援しています！
＞「リスクの再評価」
その後どうなるのか気になりますが、VOLATILITY INDEXを見ると2000年前後に較べて現在はそれほど大きくないですねぇＸＸ
それだけチャンスがあると開き直るしかないですか・・
そうなる可能性があると知っているだけでもめっけもん？＾＾
マズローの欲求段階説は被雇用者に対しての物だとばかり思っていましたが確かに誰にでも当てはまるものだと妙に感心しました＾＾
生きていく上で必要なことですね。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
> 親和の欲求、自我の欲求を満たせないので、これをいかに満たすかが結構大事だなと最近思うようになりました。
どんな仕事をしてても、
仕事とのバランスで悩むところではありますが、
「会社のため」とか「仕事仲間」というのが無い分、
どこかで補償したほうがいいのでしょうね。
私も最近孤独（？）で仕事をする事が多いので、
なんとなくその心境分かります。
NGTNさんにとって、
幸多き一年になる事をお祈り申し上げます！！
明けましておめでとうございます。
日本株も新興国株も、今の時点ですと去年の延長でしか考えられないですが、予想だにしない展開が待っている気もしますね。経済、相場がどのように動いていくのか楽しみでもあります。
さのさんの自分自身のビジネス、うまくいくことを願っております。
はんちくさん、
明けましておめでとうございます。
金融機関の損失計上は、モルガン・スタンレーみたいに思い切った損失の計上をしないと相場は好感しないでしょうね。
原油価格はドル次第な面もありますが、高止まりよりも急落によるオイルマネーの引き上げの方が怖いと思います。
あと、はんちくさんが専業という生き方を否定されるのは構いませんが、社会的に言えば専業トレーダーは金融市場における流動性の提供という面で貢献しています。税金もたくさん納めています。私が言っているのは、自分の内面のことであって社会でどうだとかではないです。極論を言えば戦時中の軍隊であれば多く人殺しをすれば組織の中で認められ高い地位に行き、それで親和の欲求、自我の欲求が満たされるかもしれません。問題は、集団に帰属し認められたいという人間の本能と、自分の価値観とのすり合わせをどうするかということです。
ヨッシーさん、
明けましておめでとうございます。
そうですね、日本株はここまで無視されている状況ですと、逆に突然買われ始める可能性もありますね。みんながみんな同じようなことを考えていると、得てして逆に動くのが相場ですから・・・。新興国についても同様、強気がコンセンサスですと怖い気がします。いずれにしても用心してかかりたいと思います。
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。<(_ _)>
今年前半は、資源価格に注目したいと思っています。
＞意欲・体力のあるうちに色々なことをやっておきたい。
もの作りかボランティアなんかどうでしょう。
ＮＧＴＮさんのこと全然知らないので、こんなこと言うのも無責任ですが。
初対面のとき、顔色、表情を見てちょっとビックリしました。
みんなでやるもの作りもある意味楽しいですよ。
今年もよろしくお願いします。
こんばんは。
農業関係のETFは、こんなのがありますね。
http://finance.yahoo.com/q?s=MOO
穀物などのソフト・コモディティはこれからさらに大変なことになっていくと思います。世界中で資源争奪戦ですよ。
Tanpanさん、
こんばんは。一応補足しておきますと、VIXは、IV（予想変動率）であって実際の変動率ではなく、その点は注意ですが、実際の変動率と近い動きをするので参考になります。ボラティリティが高ければそれだけチャンスも多くなるので、ポジションサイズに気をつけながら取引していきたいですね。
株育成計画3さん、
こんばんは。「会社のため」とか「仕事仲間」があった方が楽ですね。それはほんと実感します。会社員時代は、本音ではこんなことに何の意味があるんだ？と思うような仕事でも、やり遂げて周囲から認められればそれなりに充足感はありました。育成計画さんも大変だと思いますが、お互いがんばっていきましょう。
明けましておめでとうございます。
経済の先行きを考える上で、資源価格は要注目ですね。最近はテレビでも、資源関連の特集が組まれていたりするので、そういう番組をチェックするのも勉強になると思います。
GT-Rさん
明けましておめでとうございます。
そんなにおかしな顔色、表情でしたか。まあ、昔からあんな感じです。
もの作りやボランティアも興味あるのですが、自分の能力・資本を最大限利用できる方法は何かと模索しております。
決して、専業を否定したわけではありません。NGTNさんが葛藤する理由も勝手な想像で書いてしまいました。不快な思いをさせて申し訳ありませんでした。
＞社会の中で生きているand役立っているという自負が、
これが、非常に言葉足らずでした。申し訳ありません。
ここで僕の言った「社会」とは、広範囲のものでなく、非常に狭い範囲のことでした。「コミュニティー」のレベルです。直で言葉を交わせて、直で触れ合える範囲。一個人がリアルに帰属できるのは、どうがんばっても生身で触れ合える範囲が限界なのだと思います。
税金を払う「社会貢献」と、町内の行事を主催する「社会貢献」は少し違ってきます。（田舎の発想ですが）税金の額面を見ても頭にくるだけですが、地域の皆で行事を行って、周囲が喜ぶことは実感として入ってきます。
NGTNさんの価値観とは、これが合致しないかもしれません。ただ、「生」の満足感と、「間接」の満足感とは、一個人のレベルにおいては、大きく違ってくるものだと考えています。
仕事においても同様のことが言えるかもしれません。トレーダーをベースにした、「実業」をやられてはいかがでしょう。ITとかじゃなく「役立つ物」を作るような。
成功した段階からの転進は、0からの転進よりも大変かもしれませんが、焦らず、よい結論を出されることをお祈りいたします。
今年もよろしくお願いします。
昨年は文章を大変参考にさせていただきました。
今年も注目させていただきます。
＞どこまで専業トレーダーをやるか、今年のうちにある程度目処をつけたいと思う。
意欲・体力のあるうちに色々なことをやっておきたい。
どのようなことをなさるのか期待しております。
私もNGTNさんもまだ若いので、なんでもやってみた
ほうがいいですよね。チャレンジあるのみです！！
不快な思いはしておりませんのでお気になさらないでください。はんちくさんのおっしゃっている事は、私の言うところの「集団に帰属し認められたいという人間の本能」を満たす事だと思います。そういう本能・欲求が自分の中にあることは理解していますし、それを満たす方法もわかっています。しかし、そういう欲求を満たすことは自己満足に過ぎないのではないかという思い、地球のどこかで現在進行形で紛争や飢餓で死んでいく人々がいるという現実、あんまり自分の価値観とか書きたくないのですが、端的に言えばそういうことが最近の自分の中でせめぎあっているわけです。
東京228堂さん、
明けましておめでとうございます。
若さ・時間というのは大事に使っていかなければならないものだと、最近はつくづくそう思うようになりました。色々とチャレンジしていきたいですね。
今年もよろしくお願いいたします
やあｈり若いうちにいろいろな事をやっていると強いですね。
どんどんやってみましょう。
今年は、前半 Bricsで後半 日本株ですね。
配分を見直して、やってみます。
食料と水もウエイト高そうです。
明けましておめでとうございます。
前半BRICs、後半日本株が上がるかはわかりませんが、北京オリンピックが節目になる可能性もあり、難しい相場が続くとは思います。柔軟に対応していきたいですね。
遅まきながら明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
海の向こうは波乱の幕開けとなったようですね。それを受けて今日の相場がどう動くのか、目が離せません。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
相場のほうは、年明け早々荒れてますね。今年も大変な一年になりそうです。