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欧州ストレステストの嘘

ひとりごと日記です。

周知の通り、数か月前、欧州のストレステストが公表された。
今後の世界経済を占う意味でも、再確認したい。

内容的には、ギリシャ農業銀行などみんなが知っている
落第銀行が発表されただけだった。

実際に査定しているのは、20%くらいで
満期まで保有するものは、査定されていない。

⇒本当は、ここが一番危ない!

ソブリンリスクに対しても、
トレーディング勘定しか査定されていないので
投資家の不安を払拭する内容では、なかった。

欧州のストレステストは、
実質「ソブリン・デフォルト」がないと
想定しているが

ギリシャは、すでに限りなくデフォルトに近い状況にある。

おかしいと思っている投資家もいる。


評論家などは、わからなくてもよいが、
投資家は、理解する必要がある。

欧州ストレステストは、問題を少し発表しただけ。
日本でもよく言われる

「問題の先送り」

本当は、日本のバブル崩壊を経験した
ご年配の投資家が一番理解できるはずなのに…

間違った情報を氾濫させるマスコミたちに
洗脳されている投資家もいるので
その人たちは、いつまでも気づかない。

欧州のストレステストは、まだ多くのことを隠している。


「ミセス・ワタナベ」を例にすると

ご主人さまに、ないしょでFXをやっている
大損した奥様が、恐ろしくて言えないので

「少しだけ、損しちゃったわ~」

と言っているような感じ。

いつかバレますよ~


ヨーロッパでも忘れたころに、リーマン危機のようなこと
(夫婦の場合は、離婚危機)が起きるかもしれません。

欧州の「表向き」のストレステスト

不合格行は、7行
資本不足額は、35億ユーロ

対して、失地回復に全力を挙げている
GS(ゴールドマン・サックス)の試算だと

不合格行は、25行
資本不足額は、約350億ユーロ

自分たちも、証券化商品と名のつく
金融爆弾を売っていたので

より正確な数値に近いと思う。

資本不足額だけでも、10倍も違う。

10%~20%の違いであれば、誤差ですが
10倍も違えば、誤差ではない。

いずれ、マーケットが反応するだろう。


ヨーロッパ各国の信用デリバティブ指数には、
引き続き注意が必要だと思う。

しかし

欧州の金融機関は、嘘でもストレステストができた。

アメリカのファニーメイ、フレディマックは、
嘘でもストレステストができない現実がある。


相場の格言

「知ったらおしまい」


おしまいです。


PS.

直近のアメリカのトリプルSQに注意してほしい。

(株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引)

「売り方」と「買い方」の正面衝突になる。
今のところ「買い方」優位のようだ。

株価が間違って上昇すれば、その反動があるだろう。

為替にも注意が必要になる。

日本の為替介入も話題になっているが
間違って「円売り介入」すれば、ちょっと円安になってから
円高を加速させるだろう。

「円買い介入」すれば、円を自信満々に買い持ちしている
ヘッジファンドが狼狽して
ポジションを閉じるので、円安になるだろう。

「円買い介入」は、アメリカとの関係でできないが
もっとも効果があるかもしれません。

このあたりのことは、政治家には、理解不能です。


有名な東京大学の伊藤 元重先生の言葉を引用すると
「今、円高と言っている人は、素人ですよ~」
「実質(実効為替)レートで見れば、円高でもないのですけどねぇ~」

日本は、デフレが続いている。
欧米は、インフレだった。

この物価変動率を考えれば、
円の名目上のレートは高いが
実質上のレートは、必ずしも高いとは言えない。

為替は、難しいことを再認識したい。
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