プレッシャーに弱くなった国家信用

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プレッシャーに弱くなった国家信用

ひとりごと日記です。

先日、知人にさそわれて一流のオペラを鑑賞した。
英語だったので、ほとんど意味がわからなかった。

横にすわっていたオペラ通のような人が笑っている場面のときに
とりあえず、一緒に笑うことにした。

オペラも奥が深いと思った…


さて

日本は、単一民族単一国家で
勤勉な国民性と優れたインフラ整備
モノづくりなどで良い所もたくさんある。

しかし、

国内には、ほとんど資源はなく食料の自給率も低い。
(40%くらいか…先進国でもトップレベルに低い。)

深刻な少子高齢化問題もある。

その少数派の子供たちの間でも

「努力する子」と「努力しない子」の2極化がすすんでいるらしい。
(お受験に熱心な奥様たちの話を引用)

2012年、2013年から団塊の世代が金食い虫になる。
(証券マンの言葉を引用)

日本国債の債務残高は、GDPの2倍以上もあり
その95%近くを国内で消化しているから、「鎖国債」とも言える。
大丈夫とする意見もあるが(デリバティブを知らない人のお話です。)

国内で消化できなくなれば、外国人に頼ることになる。
外国人が今の低い金利で日本国債を買うとは思えない。

以前にも書きましたが

日本は、対GDP比国家債務残高

世界第二位

世界第三位は、レバノン
輝く世界第一位は、南アフリカの隣国ジンバブエ

百貨店で1200円で売っている
100000000000000ジンバブエドルの
新しい札を眺めて一度考えてもよいかもしれません。



そこで、金融機関などのセールストークでは

「外貨を持つ意味を考えましょう~」(^_^)

素直に考えて投資をされた人は、
円の独歩高に遭遇することになった。

証券会社は、8月末までノルマ営業があるので
身構えましょう。


わたしも含め、多くの投資家が、
複雑なグローバル金融の流れを理解していない。


「外貨を持つ意味を考えましょう~」

グローバル化した世界では、その意味がないことは
サブプライム問題の表面化の後、経験したはずです。

ギリシャ問題も、小国の問題と言っていた
有名な専門家がいましたが
問題の本質を理解されていない。

問題は、ギリシャからさらに拡大している。

(もちろん、いろいろな考え方があってもよいと思う。)

各国は、輸出を伸ばすため
自国の通貨安に動いていたが
日本は、ねじれ国会でなにもできない。

(チマチマした議論は、している。)

この点は、円高になりやすい点です。
正確には、ドル安、ユーロ安の影響が大きい。

何度も書きますが、為替は難しい。関東大震災など日本固有の
なんらかの地政学的リスクが発生すれば円安になる。

ヘッジファンドのポジション調整で円高にも円安にもなる。
短期は、ヘッジファンド様の御心次第のところもある。


リーマンショック後

金融機関への支援(公的資金投入など)
財政政策
各国の中央銀行の金融政策などで

なんとか世界経済危機の第一波から逃れたが

第二の津波がやって来ようとしている。

津波の第一波は、泳ぎの上手な人は逃げることができたが

津波の第二波は、第一波のときに持っていった
ガラクタ(証券化商品など)と一緒にくるので
泳ぎの上手な人でも助からない。(@_@)

前もって丘の上に逃げとかないと…

第二波の津波を防ぐため世界各国は、防波堤をもう作るお金がない。

「巨大な防波堤を作りますよ~」(・o・)

と言うだけのことはできる。


財政政策には限りがあることはギリシャ問題がすでに証明している。
ギリシャ問題の勝負は、決定している。
(三菱UFJ 藤戸氏の言葉を引用)

財政政策は、すでに持続困難な状況にある。
(いろいろな支援が延長されず、終了している。)

大盤振る舞いをしてきた政府の財政破綻リスクが表面化している。
政府債務残高がどんどん大きくなり、
マーケットもすでに理解してきている。

国家の信用は、すでに大きなプレッシャーにさらされている。(>_<)

市場専門家の中には、先進国のさらなる
金融政策(金融緩和)に期待する人もいるが

もうすでに限界にきており、これ以上金融緩和すると
紙幣が紙切れになる恐れがある。

期待できるのは、膨大な空売りの買戻しであるが
空売りは、買い戻したら終わりです。

ボルガー・ルールも
世間では、思ったより緩やかと言われているが
実際は、政府の裁量でいくらでも厳しくできる。

マスコミの報道は、反対のことが多いので注意したい。

金融緩和にも過度な期待には、慎重になるべきと思う。

短期的な株価の乱高下はわかりませんが
世界経済危機(世界大恐慌)は、これから正念場をむかえることを
理解すべきかもしれません。

マスコミに登場するような
評論家などの雑音には注意すべきでしょう。

評論家は、何もできないから評論家なのです。
(昔の上司から教わりました。)


甘い話で危機から脱出する方法はないと思う。

今起きていることを正しく理解し
それに対する心の準備ができている人と
そうでない人との違いが出てくると思う。


私の投資の格言

自分はこれでいいんだ、と思った瞬間
そこに退屈な人が一人残る。

投資家には、「不断の勉強」が必要だと思う。


おしまいです。


PS.

○金(ゴールド)について

COMEXの動きがよくわからないので

下値の抵抗線

1150ドル
1050ドル

高値1260ドルから15%下がったところ

常識的な水準を以前日記に書いた記憶がありますが
取り消しします。

不透明感が強い。

そのときの為替がどうなっているかは、考慮しません。


○新興国が利上げしている理由について

新興国の経済が好調だからと言っている専門家がいるようですが

そうではなく、新興国に入ってきたマネーの流出を抑制するために
利上げしていると考えるべきだと思う。

専門家と同じように基本的なところを間違えると
投資判断を間違えます。

投資家は、専門家と違います。
人のお金で投資しているのではなく
自分で苦労して蓄えたお金で投資しているので真剣です。


○日本の10年国債が1%割れる

日本国債の歴史的な低金利のニュースがありましたが
外国人の長期資金が買っている訳がなく、
余ったお金の運用先のない日本の銀行などの金融機関が買っていると思う。


追加

欧州のストレステストは、その内容を信じている人が
ある意味すごいと思う。

ドイツやフランスの銀行があまり登場していないので
ドイツやフランスの銀行も危ないと読むべき。

最もストレステストが必要なのは、
アメリカのファニーメイとフレディマックでしょう。
(豊島先生の手帖参照)

しかし、嘘でもできないと思う…


LIBORについては

ユーロLIBORの動向にも注意したい。


みんかぶフレンズは、時間の関係で失礼しています。
返事もせず、申し訳ありません。
ご了承願います。
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