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テクニカルの基本(27)ADX

トレンドの強さを示す指標 隠れた名脇役「ADX」

FX会社最新順位と比較 前回までの2つの指標に比べると若干知名度が下がりますが、これもまた非常に有効な指標の1つです。ADXとは、Average Directional Movement Indexの略称で「平均方向性指数」と呼ばれるものです。トレンドの強さを示すもので、通常はDMIと合わせて使われることが多いです。

 DMIとは、「上昇」と「下降」の強さを示すもので、それぞれ「+DI」「-DI」と表示されることが多いです。では、具体的に見てみましょう。


 イエローのラインがADX(パラメータは基本設定の14本)、ブルーのラインが+DI、レッドのラインが-DIとなります。1つ注意事項があります。ADXはトレンドの強さを示す指標なので、上下にかかわらず相場が一方向に進んだ時に上昇します。つまり、相場が下降でもADXは上昇します。逆に言えば、ADXが上昇しているからといって、相場が上昇しているということではありません。

ADXの弱点:トレンド直後の反対トレンドに反応できない
 先にADXの弱点を説明しておきます。チャートで示すPOINT_02の状態です。POINT_01で相場の下降トレンドに反応しADXは上昇しています。ここまではいいのですが、その後の上昇相場は下降トレンドに反する動きとなるので相場が上昇トレンドを形成しているにもかかわらずADXは下降します。簡単に言うと、トレンド直後の反対トレンドには反応できないということです。

 次に、DMIです。これはそのままの解釈で、+DI(ブルーのライン)であれば、相場の上昇時に上昇し下降時に下降します。-DIは相場の下降時に上昇し下降時に上昇します。

 具体的な一般的投資手法としては、POINT_01のような時は「売り」となります。-DIが上昇する形で+DIと乖離し、さらにADXが上昇していることで、相場の下降トレンドを確認します。問題は、POINT_02も「買い」であることです。+DIが-DIを超えて乖離していく形となりADXも上昇していきますが、先ほど述べたADXの弱点から、タイミングとしては遅れます。

 結果論ですが、この相場ではあまりいいエントリーではありません。しかし、もしその後の相場が上昇し続けていれば、これはエントリーしておかなければならないシグナルという分析になります。

 以上のように、非常に有効な面を持っているのですが、判断に難しい場合も数多くあります。そこでこの連載ではADXをあえて“名脇役”と位置付けたいと思います


ADXはどんな指標とも組み合わせやすい

最大で約700倍のレバ トレンド発生を見極められるかどうかは、投資をする際に非常に大きな要素です。当たり前のことですが簡単なことではありません。そのためにいろんな指標を分析しますが、やはり万能な指標などありません。ですから、指標の組み合わせが重要となるのですが、このADXはほとんどの指標と相性がいいと言えます。これがADXの強みです。

 では、1つ組み合わせの例を挙げましょう。前回紹介したテクニカル指標、ボリンジャーバンドとの組み合わせです。ボリンジャーバンドについて簡単に復習しましょう。形状が開き出した時、また形状が一方向に流れている時がトレンドだと判断できます。ただし、ボリンジャーバンドを見ているだけではダマシにあいやすくなるでしょう。また、最初のエントリータイミングを逃した場合、トレンドの終わりが怖くて大きなトレンドを最後まで見逃してしまうこともあります。このような時の判断に、ADXは非常に有効な指標です。

 つまり、ボリンジャーバンドが開き始めた時点でトレンド発生を意識し、ADXの傾きで確認するということです。また、上昇相場の踊り場などで、ここからさらに上昇するのか、またトレンドは終わりかなどの判断にも有効に使えます。


 ADXはトレンドの強さを示す指標なので、さまざまな指標と組み合わせると非常に有効な使い方ができる指標です。もちろん単体でも有効な使い方はできますが、何かと組み合わせることでその能力(相場分析の精度)が発揮される指標と言えます。隠れた可能性を秘めた指標です。

ADXについてのまとめ
•DMIと合わせて使う
•トレンドの強さを示す
•トレンド直後の反対トレンドには反応できない
•他の指標と相性がよく、組み合わせやすい

http://moneyzine.jp/article/detail/185552

☆あたしはADXは単体で使わずに、ボリバンやその他のテクニカル指標とあわせて使ってます。

特に、ここでも書いてあるように、ADXの方向性とボリバンの向きが一致した時は、そのトレンドは本物、と考えてます。

以前ADXについて説明したのはこちら
http://minkabu.jp/blog/show/126978

DI=ハンドル
ADX=アクセル

コレだけは忘れずに^^
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