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テクニカルの基本(26)ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、前回のMACDと同様に非常にメジャーな指標の1つです。ここでは設定を一般的に使われている設定、中心線:20本移動平均線、標準偏差は±1σ(内側の線)、±2σ(外側の線)で説明していきます。
ボリンジャーバンドは、過去20本の移動平均線から標準偏差を設定し、確率分布的に相場の動きを予測するための指標です。もっと簡単に数字を使って言うと、「過去20本の足から予測すると、次の足は、内側の線以内で推移する確率が約68%、外側の線以内で推移する確率が約95%」ということです。
ですから、主な使い方としては逆張りに使われることが多くなります。つまり、上限の線にタッチしたら売り、下限の線にタッチしたら買いということです。数学的確率的な投資手法で、チャート上のポイントを見ると何となく有効のように思われます。しかし残念ながら、この方法ではほとんど役に立ちません。なぜなら相場は正規分布ではないからです。
では、ボリンジャーバンドはまったく使えない指標かというとそうではありません。ある意味でこれほど有効な指標はないと言えます。
投資において重要なのは、「次の段階で相場は上がるのか下がるのか」という判断です。当たり前ですが、これをリアルタイムで判断することは非常に難しいです。ある段階まで上がった状態で、まだ上がると判断すれば順張りで買いとなりますが、ここまでと判断すれば逆張りで売りとなります。二者択一だけに、利益か損失かまったく反対の判断をしなければなりません。その判断の1つとなり得る指標がこのボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドで「相場が動く瞬間」を予測せよ
1つ確認しておかなければならないことがあります。順張りにはボラティリティ(変動率)、つまり動きが必要だということです。たとえば上昇相場に対して買いでついていくのが順張りですが、これで利益を上げるには、相場がさらに上昇してくれなければなりません。
相場の動きは簡単です。あまり動かない時間が続き、突然上下どちらかに動き、またそこで動かなくなり、そしてまた動き出す・・・、この繰り返しです。この動く瞬間を狙う投資法がブレイクアウトなどですが、この状況判断の手助けとなる指標がボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドの基本3形態をマスターしよう!
ボリンジャーバンド基本形態1:併走状態はスキャルピング向き
インターバンク直結提供 まずはバンドが併走している状態です。これは相場に動きがないことを示しています。つまりボラティリティがないのです。ですから、相場が一方向に動く確率は低く、文字通り、バンドの上下限での逆張りが有効となります。特にスキャルピング(トレードで大きな利益を狙うのではなく、小さな利幅で短時間で売買を繰り返すこと。より確実な利益確保とロスを抑える投資法)などの投資手法に有効と言えます。しかし、気をつけなければならないのがブレイクアウトです。ブレイクアウトした時の動きの方が大きいので、損益のバランスとロスカットだけはしっかりと設定しておく必要があります。
ボリンジャーバンド基本形態2:線が同時に広がったら相場に動きが発生した時
次に線が上下に広がる瞬間です。相場の上下にかかわらず、同時に広がる時はもっとボラティリティが大きい瞬間です。ブレイクアウトなど相場が動き出した時ににこのような形となります。このような時はチャートを見ていただければわかると思いますが、高値(安値)を更新していく形なので逆張りは非常に危険です。
ボリンジャーバンド基本形態3:一方向に緩やかに動くときは、
最後に、バンドが一方向に緩やかに動いている状態です。つまり、相場がトレンドを形成している時です。
この場合、5本の線とチャートの動きが目安となります。見ていただければわかると思いますが、トレンドを形成している場合は、主に中心線を割らずに推移します。もちろん解釈はさまざまで一概には言えないのですが、相場がトレンドであるのかどうかの判断の1つとなるのではないでしょうか。
ボリンジャーバンドは相場の状態の判断に使うべし
以上のようにボリンジャーバンドは、投資する際のエントリーのタイミングのような直接的な指標としてではなく、「どのようなエントリーを考えるか」の相場の状態を判断する指標として、有効に活用できるように思われます。買いでエントリーするのか、売りでエントリーするのか、順張りなのか逆張りなのかということを判断する指標の1つとして、他の指標と組み合わせるとより有効に活用できるでしょう。
ボリンジャーバンドについてのまとめ
•相場の状態の判断に使う
•併走状態はスキャルピング向き
•線が同時に広がった時は相場付き(動き)が変化する可能性が高い
http://moneyzine.jp/article/detail/184989
☆あたしは以前の日記に書いたと思うけど、ボリンジャーバンドは逆張りでなく、順張りでしか使ってません。
①ボリバンが収縮しはじめたら、トレンドの終わりを意識(ポジをてじまう)
②ボリバンが収縮しきったら新たなトレンドの発生に備える。
③中心線(あたしは25日線で設定してます)の向きに注意しながら、ボリバンがどちらに放れるのか見極める。
④放れたほうについていく
⑤ボリバンが拡張中はそのままポジ放置
⑥ボリバンの拡張がやんで収縮に向かったらポジをてじまう
→①~⑥の繰り返しです。
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丁度こちらも渡哲也 の歌の話をだしたとこです。
渡哲也キター!ギャハハハ(≧▽≦)
こういう「テクニカルの基本」
まだまだ少ない感じがするんですよねぇ~(6 ̄  ̄)ポリポリ
>では、ボリンジャーバンドはまったく使えない指標かというとそうではありません。ある意味でこれほど有効な指標はないと言えます。
まずはこれから入ってもいいぐらいの有効なもんですから(*^^)v
みんな大好き哲也ちゃん~ ^^
テクニカルの基本、今までちゃんと書いてるサイトとかなかったんですけど、これは実践に使えることをちゃんと書いてあっていいと思いました。