グローバルセンス

[はるるっぴさん]

ひとりごと日記です。

先日、ある会社に訪問しているとき
銀行員さんが営業に来られた。

「ブラジルが今注目ですよ～」
「当社では、投資信託を扱っていますがどうですか？」

と話をされた。

すると、その会社の人は、
「わたし、ブラジルに行ったことありますけど～」
「あなたは、行ったことありますか？」

と返事をした。

すると、銀行員さんは、さっさと帰っていった。(^_^;)


後で、その人に

「ブラジルに行かれたのですか！」

と聞くと


「断り文句だよ～」(^_^)

と答えが返ってきた。

（ブラジルに行った人の話を聞いているとのことだった。）

…


さて、

投資家には、グローバルセンスが必要です。
日本株を見るうえで、世界を必ず見る必要がある。
アメリカ、欧州、Bricsも見ていく。

Bricsは、市場が小さい。

東京市場を競技用のプールとすると
Bricsは、子供用のプールのようなもの。

中国は、政府が株式をたくさん保有しているので
中国の時価総額など、適当なものです…

最近は、ロシアの政治危機もあり
Bicsと言われる。

外国資本が「売り」ヘッジをするとき、流動性が高く
市場規模の大きい東京市場に集まることもある。


今、アメリカ、ヨーロッパで起きていることは
1990年代日本で起きたことと似ている。

それから時間が経過して
4大証券会社で、個社で生き残っているのは、
実質は、野村證券だけ。大和証券さんは微妙です？

多くの都市銀行もなくなった。

星の数ほどあった地場の証券会社は、
その多くがなくなった。

日本のバブル崩壊で大変なことが起きたと
復習すべきでしょう。

本当は、現在、世界で起きていることを、
日本のご年配の個人投資家が一番理解しないといけない。


今回のバブル崩壊は、デリバティブが関連しているので
日本のバブル崩壊の何十倍もの迫力がある。

リチャード・クー氏のリポートでも
金融機関が不良資産を隠していることを
それとなく書いているとわたしは読んでいる。

隠れているものが、いつ表面化するかわからなので
腰のすわった長期投資家の株式の買い持ちはない。

短期の投機資金が相場を動かしているので（借金投機）
非常に難しい金融相場が続いている。


デリバティブがわからないと

これまで起きてきたこと
いま起きていること
これから起きるであろうことは

永遠にわからないと思う。


デリバティブ

デリバティブとは、簡単にたとえれば
「牛乳からチーズをつくるようなイメージ」

今回、その牛乳にサブプライムローンなどの
毒が入っていたことがわかってしまった…

(・o・)！

どのチーズに毒が入っているかわからないので

買う人がいない。


そこで、FRBなどが買っているが
FRBのバランスシートは爆発手前にある。


星の数ほどあった
ブティック型ヘッジファンドも減ってきている。

Fund of Hedge Funds
（ファンドオブヘッジファンド）から
資金がまわってこなくなったのでアウトになっている。

ファンドオブヘッジファンドは、
個別にヘッジファンドを選ぶ
実力のない年金基金などが投資をしていた。

年金基金がヘッジファンドへの投資をやめていった。
もちろん、やめていないところもある。

ブティク型ヘッジファンドの解約は、増えてくる。

ヘッジファンドの、かしこいところは、生き残って
さらに強くパワーアップしている。
弱いところは、消えていっている。


欧州の年金基金と同様、
日本の年金基金の運用担当者も実力がない。

また、「四半期ごとに運用成果を発表しなさい！」と
うるさい人たちがいるので
このことがさらに運用を難しくしている。

日本の公的年金も紙くず同然の
証券化商品を保有しているといった話もある？
（有名な長期投資家の情報です。）

本当は、国民は怒らないといけないことが多い。

しかし、知らないから怒ることもできない。(・・?


現物型のヘッジファンドが良いものを
ロング（買い持ち）しているので
今後、再び悪いものも良いものも
一緒になって売られる可能性もある。

玉石混淆の売り。

今は、個別銘柄がどうのこうのと
言っている状況にないと思う。

わたしは、個別銘柄に少しくわしいと思っているが
出番は、まだ先になりそうです。


おしまいです。