NGTNさんのブログ
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今日の相場
・NY市場は大幅高。ダウは前日比+319ドル、ナスダック総合指数は+89ポイント。トリガーになったのは、ウォルマートの3Q決算が予想よりも良かったことと、GSのサブプライムの損失そんなにないよ発言。全てが好転するような材料ではないのですが、ここ数日の下落の仕方が急だったのでテクニカル面から反発し、溜まってた買い意欲とショートカバーが殺到した感じですね。原油価格は下落。為替は再び円安方向へ。
・ゴールドマン、サブプライム関連の影響を回避
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djBWJ1658.html
・米ゴールドマン・サックス、著しい評価損計上は見込まず
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnJT805184420071113
・サブプラ問題“どこ吹く風”米大手証券5社好決算予想
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200711140027a.nwc
・ウォルマート8-10月期、コスト・在庫管理強化で7.9%増益
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djBWI7272.html
・日本市場も大幅反発。日経平均15400円付近から始まり、ここ最近崩れていた後場も日経平均、TOPIXは垂れることなく終日強く推移しました。日経平均先物、TOPIX先物へのショートカバーがかなり入っていたと思います。JGB先物とのペアトレードの巻き戻しもあったでしょう。業種では、銀行、証券、不動産などが終日強かったです。ドル円の水準を警戒してか、ハイテク、電機などは思ったよりも伸びなかったです。先物の出来高は多かったですが、現物の出来高はあまり伸びず、まだ恐る恐る買っている感じでしょうか。プットオプションのIVもなかなか下がらず下値警戒をする人も多いようです。ただ、コールオプションのIVが上がってきているので、上値への期待も出てきているように思います。また、今のところCME NK225先物が強いので、先物プレイヤーのセンチメントは極端な弱気からやや強気になっていると思われます。
・日経平均、TOPIXのチャートは実質的にはアイランドリバーサルになりましたね。日経平均、TOPIXともに、各銘柄が売り気配、買い気配の場合、気配値から指数を算出するので、アメリカが大きく動いてほとんどの銘柄が特別気配で始まる場合、日経平均、TOPIXの始値は意味のないものになります。先週金曜の日経平均のSQ値は15250円くらい、日経平均先物の寄り値もその位、実質的な高値はそれより10円か20円くらい上で、今日のザラ場中の安値は15350円程度だと思うので、きっちり窓は空いていますね。以前は、日経平均先物の日足チャートで大体は確認出来たのですが、今は前日の夕場取引のデータが入ってくるので窓が空かないです。TOPIX先物なら、実質的な始値や窓がどのくらい空いているか確認できます。さらに話を脱線させると、ダウは算出方法の事情により、始値は前日終値とほぼ同値になるので、日足では陽線に見えても実際はギャップアップしたけど寄り天で陰線だったなんてこともあります。ナスダック総合指数は、窓が空いても始値がちゃんと出るみたいなので、あとから日足チャートを見るときは、ダウとナスダック総合指数のチャートを比べながら見たりしています。
・アメリカ、日本ともに株式市場は大幅反発となりましたが、今週、来週中はファンドの解約売りがまだ出てくる可能性もあり、需給はそんなに良くないのではと思います。ダウで13000ドル、日経平均で15000円近辺までの下げは、再度あるかもしれないです(もちろんセンチメントが好転して、もう売り物はあらかた出尽くしちゃって、このまま上がっていく可能性もあります)。ただ、アメリカの金融株の動きを見ると、CDO絡みの損失は株式市場としてはある程度決着がついてきたのかもしれないですね。今日もバンカメが追加損失を計上していたけど、反応なかったし。まあ、今後もローン延滞率や差し押さえ率の上昇などで、ABS、CDO価格がどんどん下がっていって金融機関の損失が膨らむ可能性はあるのですが、巨大金融機関の連鎖倒産とかならないかぎりダウが12500ドル以下になるとか、日経平均が14000円以下になるとかは可能性は低いんじゃないかと思います。もちろん、米住宅市場自体はこれからもっと悲惨になっていくでしょうね。でもそれで世界中のあらゆる業種の企業の収益が悪化して株価が下がっていくことにはならないと思います。
・オリコンが後場に入って急落し、一時ストップ安。そして引け後に下方修正がでました。どうみてもインサイダーです。空売りも思いっきり入っています。
18:00 オリコン 業績予想の修正等に関するお知らせ
https://www.release.tdnet.info/inbs/3b0e1c70_20071114.pdf
・ゴールドマン、サブプライム関連の影響を回避
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djBWJ1658.html
・米ゴールドマン・サックス、著しい評価損計上は見込まず
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnJT805184420071113
・サブプラ問題“どこ吹く風”米大手証券5社好決算予想
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200711140027a.nwc
・ウォルマート8-10月期、コスト・在庫管理強化で7.9%増益
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djBWI7272.html
・日本市場も大幅反発。日経平均15400円付近から始まり、ここ最近崩れていた後場も日経平均、TOPIXは垂れることなく終日強く推移しました。日経平均先物、TOPIX先物へのショートカバーがかなり入っていたと思います。JGB先物とのペアトレードの巻き戻しもあったでしょう。業種では、銀行、証券、不動産などが終日強かったです。ドル円の水準を警戒してか、ハイテク、電機などは思ったよりも伸びなかったです。先物の出来高は多かったですが、現物の出来高はあまり伸びず、まだ恐る恐る買っている感じでしょうか。プットオプションのIVもなかなか下がらず下値警戒をする人も多いようです。ただ、コールオプションのIVが上がってきているので、上値への期待も出てきているように思います。また、今のところCME NK225先物が強いので、先物プレイヤーのセンチメントは極端な弱気からやや強気になっていると思われます。
・日経平均、TOPIXのチャートは実質的にはアイランドリバーサルになりましたね。日経平均、TOPIXともに、各銘柄が売り気配、買い気配の場合、気配値から指数を算出するので、アメリカが大きく動いてほとんどの銘柄が特別気配で始まる場合、日経平均、TOPIXの始値は意味のないものになります。先週金曜の日経平均のSQ値は15250円くらい、日経平均先物の寄り値もその位、実質的な高値はそれより10円か20円くらい上で、今日のザラ場中の安値は15350円程度だと思うので、きっちり窓は空いていますね。以前は、日経平均先物の日足チャートで大体は確認出来たのですが、今は前日の夕場取引のデータが入ってくるので窓が空かないです。TOPIX先物なら、実質的な始値や窓がどのくらい空いているか確認できます。さらに話を脱線させると、ダウは算出方法の事情により、始値は前日終値とほぼ同値になるので、日足では陽線に見えても実際はギャップアップしたけど寄り天で陰線だったなんてこともあります。ナスダック総合指数は、窓が空いても始値がちゃんと出るみたいなので、あとから日足チャートを見るときは、ダウとナスダック総合指数のチャートを比べながら見たりしています。
・アメリカ、日本ともに株式市場は大幅反発となりましたが、今週、来週中はファンドの解約売りがまだ出てくる可能性もあり、需給はそんなに良くないのではと思います。ダウで13000ドル、日経平均で15000円近辺までの下げは、再度あるかもしれないです(もちろんセンチメントが好転して、もう売り物はあらかた出尽くしちゃって、このまま上がっていく可能性もあります)。ただ、アメリカの金融株の動きを見ると、CDO絡みの損失は株式市場としてはある程度決着がついてきたのかもしれないですね。今日もバンカメが追加損失を計上していたけど、反応なかったし。まあ、今後もローン延滞率や差し押さえ率の上昇などで、ABS、CDO価格がどんどん下がっていって金融機関の損失が膨らむ可能性はあるのですが、巨大金融機関の連鎖倒産とかならないかぎりダウが12500ドル以下になるとか、日経平均が14000円以下になるとかは可能性は低いんじゃないかと思います。もちろん、米住宅市場自体はこれからもっと悲惨になっていくでしょうね。でもそれで世界中のあらゆる業種の企業の収益が悪化して株価が下がっていくことにはならないと思います。
・オリコンが後場に入って急落し、一時ストップ安。そして引け後に下方修正がでました。どうみてもインサイダーです。空売りも思いっきり入っています。
18:00 オリコン 業績予想の修正等に関するお知らせ
https://www.release.tdnet.info/inbs/3b0e1c70_20071114.pdf
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一般が全てに当てはまるとは限りませんし、細心の注意を払うべきですね。ありがとうございます。
ファンドの解約は、30日前から45日前までが一般的みたいですね。去年も11月下旬まで弱かったです。
フェティッシュイシカリさん、
村上春樹の小説、好きなんですよ。家に本があるのでパラパラとめくってみました。
NGTNさん、なんとも博学な方でいらっしゃいますね。
来週もですか?解約に伴う現金化(売り)は年末から45日前まではなく、45日前後が正しいということでしょうか?詳しくないので教えてくれると幸いです。
こんばんは。アガスタ、前日にストップ高ですか・・・。新興はやり放題ですよね、ほんと。
『国境の南、太陽の西』での描写はこれですね。
「ねえ、そういえば朝お父さんから電話があったの」と有紀子は言った。「あいかわらず忙しい電話だったけど、とにかくそれは株のことなの。絶対に儲かる株があるから買えって。いつもの極秘の株式情報というやつよ。でもこれは本当にとびっきりとくべつなんだってお父さんは言ってたわよ。普通のやつじゃないんだって。これは情報じゃなくて事実なんだって」
青若葉さん、
こんばんは。1321のチャートは、ちゃんと窓が確認出来て良いですね。あとは値を鞘の分だけ引いて考えればOKと。教えて下さりありがとうございます。
日経平均(とTOPIX)のチャートについては、確かに実態よりも窓が少ない感じがしますが、例えば225投信(1321)のチャートであれば、実質の始値にほぼ近い場所で寄り付くので、NYを一晩挟んでしまうようになった先物のチャートよりは参考になりそうな気がしますが、いかがでしょうか。
ただ、指標としての日経平均との比較では常に200円ほど225投信の方が高く出ることと、先物同様に大証銘柄なので15時を過ぎた最後の10分間で動いてしまうことがあります。
>・オリコンが後場に入って急落し、一時ストップ安。そして引け後に下方修正がでました。どうみてもインサイダーです。空売りも思いっきり入っています。
アガスタ 3330 も追加しまーす。
前日の前引け直前から大幅な上げ、引け後に大幅上方修正。
企業側のモラルが問われますね、これ。
村上春樹の小説 国境の南、太陽の西で義父がインサイダーをほのめかす描写を思い出しました。
ショートカバーっぽい銀行や、裁定買いがはいっている指数寄与度の高い銘柄以外は、寄り付き高くてもそこからはあまりあがりませんでしたね。あとは日柄調整して、しこりを軽くすれば上がっていくのではないでしょうか。
証券取引等監視委員会は機能していないですね。私はインサイダーとかの汚い動きが嫌なのもあって小型株はほとんど売買しないです。
イカのおすしさん、
証券取引等監視委員会の人は、この前のヤクザマネーにも出てきましたね。警察との打ち合わせの様子とか、ちょっと格好いいじゃん、なんて思ったけど、成果上がってないですよね。。。漫画化は、「ザ・ファンドマネージャー」って漫画がありますし、買収ファンドを描いた「ハゲタカ」ってドラマもあるので、多少マニアックでも大丈夫ではないかと。「インサイダー」ってタイトルで、カバチタレの人が作画担当で!
ナイス橋本龍太郎さん、
こんばんは。ピクセラについては特にニュース等は出ていないみたいですが、日足と出来高みると悪いニュースが漏れている感じもしますね。ただ地合いが悪いせいかもしれませんけど、今週金曜が決算発表みたいなので、決算内容が悪かったりするのかもしれません。
「5万円から株」銘柄を探索していましたが、オリコンの後場の動きと、ピクセラの前場寄付から1時間の間の値動きが怪しいので「何だろう?」と思っていたところです。
オリコンはそういう事情がありましたか・・・。
ピクセラについて何か情報お持ちでしたら、ご教示いただければ幸いです。
チャートの見方、とても参考になりました! 夕場が始まってから、「あれ?今日こんな値付いてたっけ??」なんて事が多くてちょっと厄介ですけど、上手く対応していかなければいけませんね。
全く同感です。
なので今日はあえて買わずに動向を見ていました。買いも恐る恐るという感じがよく出ていて何となく微笑ましく見えました。まだ、本気で買いにいける状況にはないと思っています。私の気持ちも超弱気から弱気にやや上向きましたがまだまだです。
それにしても日本はやっぱりインサイダー天国ですね。たまに取り締まられても、氷山の一角ともいえないくらい、砂丘の砂一粒くらいのものでしょう。真面目にやっている人の裏で美味い汁を吸う奴らが多いのは仕方ないのでしょうかね。証券取引等監視委員会なんて機能しているんでしょうか?(機能してると思っている人はいないでしょうね)