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●【北朝鮮】中朝国境地域では中国元が“公用通貨”
北朝鮮がデノミネーション(通貨単位切り下げ)を行って以後、北朝鮮ウォンに
対する信頼が墜落し、中朝国境地域では中国元が事実上、公用通貨として使われ
ているという主張が12日提起された。
対北朝鮮短波ラジオ放送の「開かれた北朝鮮放送」は、咸鏡北道と両江道の消
息筋を引用して、「北朝鮮国境地域ではほとんどすべての物が中国元で直接取り
引きされている」と伝えた。
同消息筋は「『北朝鮮ウォン』は紙に過ぎない」とし、「食糧をはじめとする
生活必需品と衣類など、ほとんどすべての物を巨大商人から卸売商、一般小売り
商らまで100%中国元で取り引きしている」と主張した。
同放送は「昨年のデノミ以後1カ月もたたず、北朝鮮新券の価値が暴落するの
を体験した北朝鮮住民たちは、中国元を持っていれば、安全だと考えるようになっ
た」とし、このような現象に対して「ユァニゼイション」(ユァン=元)と名前付
けることもした。
一方、北朝鮮内の“ナンバー2”である張成沢(チャン・ソンテク)労働党行政
府長が、デノミ以後発生している社会・経済的混乱を収拾する主役を受け持って
いると「自由アジア放送」(RFA)が報道した。
RFAは「北朝鮮内部事情に明るい消息筋」を引用して、「1月末ごろ、張成沢行
政府長の主宰で経済専門家数十人が江原道元山市の某所に集まって、数日間、会
議を行った」として、「デノミ以後の民心離反の危険性を深刻に認識して、失敗
原因を分析し、経済を生かす方法を模索する場であった」と報道した。
放送は北朝鮮指導部が社会主義経済原則の枠組み中で民生安定と経済発展を企
てる代案を模索していると伝えた。
放送はまた、中朝国境地帯で「北朝鮮が経済問題を解くために『2次貨幣改革』
を準備しているという話も出回っている」と付け加えた。
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