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●【韓国経済】韓国、福祉支出OECDで最低水準
韓国の社会福祉支出水準が、経済協力開発機構(OECD) 30会員国の中で最下位
圏にいることが分った。
韓国保健社会研究院の高ギョンファン研究委員は12日「社会福祉支出の国際比
較」報告書で、2008年基準で韓国の総社会福祉支出規模は112兆1720億ウォンで、
国内総生産(GDP)対応10.95%だったと明らかにした。これはOECD会員国中、メキ
シコ(7.6%)を除けば最も低いものだ。OECD平均は23.7%であり、デンマークと
ドイツは30%に達している。
総社会福祉支出規模中、所得再分配効果が大きい公共福祉(政府財政、社会保
険など)支出水準だけみれば、GDP対比8.3%で、OECD平均(20.6%)の半分にも至
らなかった。
高研究委員は「公共福祉比重が高いスウェーデン、ドイツは相対的に所得不平
等程度と老人貧困率が低い反面、比重が低い韓国、英国、米国は所得不平等程度
が高かった」と指摘した。
しかし、福祉制度が拡充され始めた最近5年間、社会福祉支出額の年平均増加
率は10.8%で、OECD平均増加率4.9%より2倍以上高かった。OECD国家中でも、メ
キシコ(14.3%)とアイルランド(13.3%)に次いで3番目だ。
特に社会福祉支出額が算出された1990年から18年間の年平均増加率は17.5%に
達した。
高研究委員は「少子・高齢化が深刻化し、福祉支出も継続して増えるようにな
るだろう」とし、「ぜい弱階層支援のために企業の社会貢献と個人の自発的寄付
参加も広がらなければならない」と話した。
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