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「Googleの携帯電話PF」...判明情報の集約

今日のSymbianのCEO発言ではないですが、"組込みLinuxのVersionが一つ増えた"くらいで見ておいたほうがいいんでしょうね。今日もACCESSやアクロディアが売り込まれてますが、あまり過剰反応しないほうがいいのではないでしょうか?
(もちろん、この2社のこれまでのValuationが適正でなければ、これをキッカケとした水準訂正はありえますが...)

Qualcomm・KDDIについては昨日書いた"先行き不透明感"の他に、「ドコモとの差別化」が課題になりそう。長い目で見ても、通信方式が異なるのでいくらOSから上が共通でも、例えばSIM自由化の恩恵は受けれません。...ドコモ-SBM間では可能で、ユーザーから見ればアプリ-コンテンツの選択肢(政治の世界でいう2大政党制みたいな)が、より鮮明になります。
SBMが「漁夫の利」を得やすい構図となるわけです。

昨日の日記タイトル「破壊的ではないですが」という見方に、今のところ変更はありません。

以下、情報集約(ここから先は興味がある方だけ)

◆発表されたのは:
Google主導で開発されたオープンソースなモバイル向けプラットフォーム「Android」
GoogleおよびAndroidを支持する各国の携帯キャリア・端末メーカー・半導体メーカー・ソフトウェア企業など現時点で34社からなる団体Open Handset Allianceの設立。
特定の「Google携帯」やGphoneの発表ではない。

◆Androidプラットフォームについては:
Linux ベースのOSであり、携帯向けのミドルウェアやアプリケーションも含んだ完全な「ソフトウェア・スタック」。
スマートフォンだけでなく、スモールスクリーンを含む様々なデバイスに対応。
開発責任者はGoogleのモバイルプラットフォーム部門を率いるAndy Rubin。過去にDangerHiptop/SideKickのOSを開発。その後ソフトウェア企業「Android」を設立、Googleが2005年に買収。
プラットフォームとしてはオープンソース。プレビュー段階のSDKは12日公開予定。(QAセッション内ではApacheライセンスを参照との発言あり)
Googleの主張する利点は、ソースが公開されフリーで利用できるため端末メーカーやソフトウェアメーカーにとってはコスト削減。パワフルなブラウザを持ち、PC用のサービスを切り詰めることなく利用可能。サードパーティアプリ/サービス開発者にとっては参入障壁が低くなる。
プラットフォームそのものはオープンかつフリーであっても、採用するメーカーは自由に改変して利用可能。つまりAndroidを採用しつつ、端末そのものは「オープン」にせずサードパーティアプリを認めない製品もあり得る。(GoogleのシュミットCEOいわく「可能だが、非常に考えにくいシナリオ」。)
Androidを採用した端末は2008年後半に登場予定。(未確認情報によれば、プロトタイプはHTC製の「Dream」)。

◆Open Handset Alliance(OHA)については:
構成企業は34社。内訳はChina Mobile、NTTドコモ、KDDI、T-Mobile、Sprint Nextelなどキャリア7社。IntelやNVIDIA、Qualcomm、TIなど半導体メーカー9社。HTC、LG、Motorola、Samsungの携帯電話セットメーカー4社。eBay(Skypeを保有)、NMS Communicationsなどソフトウェア10社。Wind RiverやAplixなどコマーシャライゼーション企業4社。
逆に含まれていないのはNokia・Microsoft・Palm・Appleといったプラットフォーム企業。キャリアでは米国のAT&TやVerizon、日本のソフトバンクモバイルなど。日本の端末メーカーも見当たらず。
プレスカンファレンスコールのQAによれば、OHAは新規参入企業に開かれたアライアンス。34社は現時点。
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