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【安川電機】10/3期3Qの単体受注高は前年同期を上回る水…

10/3期3Qの単体受注高は前年同期を上回る水準まで回復している模様

<現在の株価水準は評価不足と考える>
TIWでは株価上昇を予想する。その理由は、(1)アジア向け電子部品や中国の自動車などの需要増を追い風に主力のモーションコントロール事業の生産稼働が8割程度まで回復し、今後も需要回復が持続すると見る、(2)自動車向け需要が低調なロボット事業の追加コスト削減を会社側は考えており、早ければ11/3期1Q(4-6月)で営業黒字化する可能性が高まった、などによる。指標面で割安感はないものの、需要の急回復を踏まえれば現在の株価水準は評価不足と考える。

<10/3期3Q累計業績は会社計画通り>
10/3期3Q累計(4-12月)業績は、売上高1,505億円(前年同期比45%減)、営業損失110億円(前年同期は202億円の黒字)となった。会社計画比では概ね想定線だった模様で、10/3期計画は据え置かれた。3Q(10-12月)売上高は2Q(7-9月)比微増に止まったが、3Q単体受注高は前年同期を上回る水準まで回復した。この背景はアジア(中国含む)向け電子部品や、中国の自動車などの需要増を追い風に、主力のモーションコントロール事業の受注が急速に回復しているため。10/3期は営業赤字が残る公算ながら、(1)ロボット事業の自動車向けを除き、全体的には受注回復が顕著、(2)10/3期固定費削減は計画を上回る見込み、(3)需要回復が著しい中国での増産体制も図られている、などから11/3期は増収、営業黒字転換が望めよう。(高辻 成彦)

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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