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外資ヘッジファンドとCTAの動きと需給について②

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過去の外資手口からCTAの動きとヘッジファンドの動向や特徴を掴み今後にいかす為の考察です。題材は藤戸レポートと日経です。近いほうから過去にさかのぼっていきます。

(10・26藤戸レポート)
ここにきて日経平均先物に特定外資証券の買い手口が目だつ。欧州系A者は10・13~22で先物を8連続買い越し、解雇し枚数は11620枚に及んでいる。A社を通じた売買ヒストリーをみると、6・17+8136枚⇒7・16-6415枚⇒7・29+8258枚⇒8・6+8852枚⇒8・17~31(10日間売りこし)-9987枚⇒今回の+11620枚という激しい売買を繰り返している。この手法はヘッジファンドの可能性が濃厚である。以前のように1日で8000枚をこえるような大ロットでの売買方法はなくなったが、マーケットインパクトはきわめて大きい。足元で1万枚越の買いがつみあがったことを考えると、どこかのタイミングでアンワインドに来る可能性が高い。

(10・19藤戸)
「ファーストリテイリングの暴騰の背景」
①ヘッジファンドのペアトレード・・・「ねがさハイテク株買い、金融株売り」のペアトレードを組んでいたヘッジファンドが直近では「ユニクロ買い・金融株売り」のポジションを組んでいる様相が濃厚である。日中の1分足を見れば明瞭だが、ユニクロとメガバンはキレイな逆相関である。特段の材料がないにもかかわらず、ザラ場からユニクロが急進する場面では同時にメガバンが安値をたたかれるケースが目に付く。いわゆるロングショート戦略である。
②値嵩株のバスケット・・・CTAの収益の根源はボラティリティーである。オードソックスな裁定取引ではなく、日経平均に対して寄与殿高い値嵩株のバスケットとデリバティブのアクティブ裁定とでも呼ぶべきポジションを形成しているふしがうかがわれる。日経平均のボラティリティを高める(振り回す)アイテムとしてユニクロが選択されている可能性は否定できない。

以下あたしが着目するポイント
☆ロングショート戦略、これがどの株で行われているかに注意する必要がありそうです。「ねがさハイテクロング・金融ショート」⇒「ユニクロロング・金融ショート」ときて、今年に入ってからは?「メガバンロング?・????ショート?」セクターローテーションの一貫として使われそうなので、ショートされているセクターに注意したいと思います。

☆ヘッジファンドは相場のボラティリティが命。動けば動くほどいい。振り回されないようにしたい。

☆次回は鯨幕相場の背景にもCTAあり?です。

☆①はこちら
http://minkabu.jp/blog/show/202599
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