【中国】上海市が不動産抑制策を発表、融資引き締めなど［建設］

[木下 晃伸さん]

────────────────────────────────────
中国 2010年1月4日（月曜日）
上海市が不動産抑制策を発表、融資引き締めなど［建設］
────────────────────────────────────


●解説を音声にてお届けいたします！

http://www.terunobu-kinoshita.com/20100104-toushinou_upper.MP3


上海市政府が、同市不動産の価格上昇抑制に乗り出した。同市政府はこのほ
ど、住宅積立金（住房公積金）の融資額引き締めなどを盛り込んだ、不動産
市場の価格上昇抑制に関する通知を発表した。施行は今月1日から年末まで。
投機資金の流入減を促し、昨年から目立っていた同市不動産の急速な価格上
昇を抑え込むのが狙い。上海各紙が伝えた。


住宅積立金とは、都市の企業や機関に勤める従業員が、住宅を購入するため
に積み立てる資金のこと。従業員が給与の一部を積み立てるほか、企業も一
部を負担する。


通知によると、2件目の普通住宅購入に係る住宅積立金の融資限度額は、借
り手が2人以上の家庭の場合、これまでの最高80万元（約1,090万円）から60
万元に引き下げる。1人の場合は最高30万元とする。1件目の普通住宅購入の
場合は、従来通り最高で80万元を融資するが、住宅積立金の融資を受けるた
めには、頭金2割以上が必要となる。


通知ではまた、◇住宅用地の供給増加◇不動産に関する税徴収と金融政策の
強化◇政府主導による低価格住宅と低価格賃貸住宅の供給増加◇市場の監督
管理の強化--などを盛り込んだ。中でも用地利用に関する規則を細部まで明
記したのが特徴で、不動産デベロッパーによる用地の買い占めや故意の開発
遅延などを防ぐのが狙いとされる。＜上海＞


※ニュース提供／NNAニュースアジア版（http://news.nna.jp/）
※著者により一部文章が削除、変更されるケースがございます。



────────────────────────────────────
● 別離の時代と知って、動く
────────────────────────────────────


■メールマガジン登録は“無料”です。ご登録はこちらより！
http://jbc-tk.com/index.html　


■私、木下晃伸が代表理事を務める（社団法人）日本ビジネスコンサルティ
ング協会では、毎週土曜日メールマガジンを配信しています！


1月2日（土）にお届けしたメールマガジン内容

●【ビジネスのツボ】経営者はとにかく儲けよ
●【成功への小さな一歩】別離の時代と知って、動く


【内容説明】
経営者は必ず儲ける必要があります。そのために必要なこと、それは時代の
変遷を自分なりに読み解いていくこと。私はこれから「別離の時代」がやっ
てくると考えます。そう考えることで、具体的に経営者やビジネスパーソン
がどう動いていけばいいのか、分かると思うのです。


■金融知識に加え、ビジネス知識を吸収することで、世界の見え方が全く変
わってきます。経営者や有識者へのインタビューから得られた知見、並びに
日本ビジネスコンサルティング協会で行っている経営コンサルティングの実
践事例などをお伝えしています。


■メールマガジン登録は“無料”です。ご登録はこちらより！
http://jbc-tk.com/index.html　



────────────────────────────────────