地球猛獣群さんのブログ
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仮説:もしも中國人がゼクス株の売買に参加していたら(了)
~猛獣推理教室~
本日の推理
「ゼクス反転日記」
※あくまでも、下記はフィクションばう。雑音程度と思って
絶対に信じないでください。責任は負えませんばう。
事の始まりは、2009年12月14日(月)。ゼクス株は、ついに東証1部上場銘柄としては非常に恥ずかしい1株427円というガキのお駄賃でも買える値段にて終値を迎えた時からはじまる。出来高は42万0399株であった。
すでに11日には、上場来安値415円にまで沈没しており、ゼクスの株価浮上は、ゼクス社の至上命題となっており、早急なる対策が急務となっていた。
この日の引け後、ゼクス大本営は、株価起死回生を賭けた破れかぶれの秘密兵器【IR】を投入することを決定。
即日、第一号ロケット「再生医療」が市場に向けて発射された。
http://www.zecs.co.jp/management/extends/upfiles/1/518/20091214-14-44-gyoumuteikei.pdf
攻撃力は、中期年間粗利益20億~30億が主力となっており、株価を反転させる破壊力を十分に有していた。
第一号ロケット「再生医療」による戦果は次の如し
2009年12月15日(火)
終値507円(80円高S) 67万0832株
2009年12月16日(水)
終値607円(100円高S) 54万6219株
2009年12月17日(木)
終値620円(13円高S高失敗)182万3044株
15日~16日は、旧来から、毎回ゼクスのような低位株を仕掛けにやってくる向きなどの支援により、順調なる浮上を見せたものの、IR自体にはインパクトがあったにすれ、信用という燃料が若干の不足をしていたため、すぐに明くる17日には、短期筋の手じまい売りが出て、それ以上の上昇は困難となり、わずか13円高に終わった。
浮力不足の原因は、IRが日本語のものであったため、ゼクスの財務の危うさを認識している、びびり売買を基本とする日本人しか参加者がいなかったためと思われる。
このままでは、翌12月18日(金)には、例によって、これまでのゼクス株の短期上昇後のようなナイアガラが待っていることは必定である。
そこで、17日の引け後、ゼクス大本営は、かねてから、水面下で秘密裏に中国と共同開発を進めていた、大陸間弾道弾「中国民政部合意事業弾」を発射する覚悟を決めた。
この兵器はまだ、試作段階であり詳細な設定(取り分の本決定)はなされてはいない状態ではあったものの、株価沈没を避けるべく、強引なる早期戦線投入が図られた。
この大陸間弾道弾「中国民政部合意事業弾」は、最新鋭の技術力を結集し、中国人投資家誘導機能「中国語の合意文章等」を搭載しているという画期的なもので、日本株広しといえども、このようにまで強力な【IR兵器】の積極的運用に成功した上場企業は、ホームページの中国語(中文)訳機能は別として、あまりはないように思われる。
http://www.zecs.co.jp/management/extends/upfiles/1/519/20091217-14-45-kikinnkihonngoui.pdf
↑上記の3ページに中国人投資家誘導機能「中国語の合意文章等」が搭載されている。当然のことではあるが、IRには、
基本的に良い言葉しか書かれていない。
攻撃力は、全体で約810億円という張りぼて構造になっており、一見するに非常に強力そうである。
これを張りぼてとは見抜けない日本語に疎い中国人の日本株トレーダーをしていえば、額面通りの利益約810億円、しかも中国に関するプロジェクトとしか映らなくても決して不思議ではないのだ。
※ 仮に中国人がゼクスの総負債512億8100万円を認識していたとしても、約810億円と足し算してもお釣りがくると誤認・錯覚してしまうのもそれは極めて自然なことである。
※なぜならば、上記のIRには正確なゼクス側の取り分については一切触れられていないからである。日本語で書かれてさえいないものを中国人に類推しろというほうが無理がある
※さらに、もしも仮に中国人がゼクスの財務を認識しているとすれば、ゼクスが大株主となっている8900セイクレストの株価下落はゼクス倒産の遠因となりかねないので、これに対しても、下落牽制を行わなければならないと考えていても、理屈の上では通らない道理ではないバウ。
歴戦の中国人日本株トレーダーであれば、東証の適時開示情報をかかさず見ていてもおかしくない。
しかし、彼らには、難しい日本語のカタマリである企業IR情報を解読するには相当の苦労を要するのが普通であろう
↓例えば、日本人が香港交易所の中国株適時開示情報を読んで解読にかかるとすれば、簡単という人はまず少ないはずだ。
http://www.hkexnews.hk/listedco/listconews/mainindex/SEHK_LISTEDCO_DATETIME_TODAY_C.HTM
↓それと同様に、自分が中国人になったつもりで東証の適時開示情報を見てみれば、とっつきにくさ満載である。唯一分かる文字で代表的なものとすれば、【中国】とかに限られよう
https://www.release.tdnet.info/inbs/I_main_13.html
そのため、目ざとい中国人日本株投資家にしてみれば、
17:40 89130 ゼクス 中国民政部傘下中国老齢事業発展基金会との基本合意に関するお知らせ 東
と来れば、まず反応しないほうがおかしいのだろう。
しかも、その3ページ目には、御丁寧に中国語の文面がつらつらと書かれている。
次に、問題は、ゼクスの株価である、いくら彼らは景気が良いと言えども、日本の成長しまくって高値圏であぐらをかいている値がさ株を買いまくるだけの財力は育成している段階であり、当然まだまだ無いはずである。
しかし、ゼクス株は、れっきとした東証1部上場企業であるにも関わらず、1株1000円もしなかったのであった。
秋葉原の某電器店のようなゼクス株より比較的高額にあった低位株を好んで買い漁った彼らなのであるから、ゼクスは、中国人投資家からすれば、法外な安値で買えるダイヤの原石に映ったのかも知れない。
このため、12月17日(木)のIRを受けた翌18日以降、連日中国勢?等の買い注文が【8913】ゼクス に殺到した。
大陸間弾道弾「中国民政部合意事業弾」の戦果は以下の通り
2009年12月18日(金)
720円 (100円高S) 6万4363株
2009年12月21日(月)
820円 (100円高S) 1万2199株
2009年12月22日(火)
920円 (100円高S) 2万5034株
2009年12月24日(木)
1020円 (100円高S) 35万8274株
・・・結局、中国人の買い注文数が板を押し上げ押上げ、値ごろ感からも小口~大口日本人を巻き込んでの全員参加状態となり、引け後の比例配分の日が続き、彼らはほとんど24日まで、ゼクス株を入手するのは困難であったように思うバウ。
ところが、その翌日25日には、相場がガラリと一変した。
ゼクス以外の不動産ボロ株銘柄のほとんどが雪崩れをうって崩壊しだしたため、ゼクス株の日本人ホールダーの大半は動揺し、連日S高を続けていた満腹感も手伝って、我先に売却へと走ったのであった。
2009年12月25日(金)
1029円 (9円高S高失敗) 242万8977株
このため、ゼクス株は乱高下を演じ、超大出来高の大商いとなった。
かろうじて、プラス引けに終わったのは、懸命に日本人が投げ売りしてくる大量のゼクス株を「神様、ありがとうごぜぇますだ」とパクパク喜んで食べていった存在があったからに違いない。
ところが、そうとは知らない?ゼクス大本営はあわてた。
3号機発射まだか!激励は夜遅くまで続き、大急ぎの突貫作業の末、大陸間弾道弾「中国民政部合意事業弾Ⅱ」をようやく、引け後の夜8時ごろに急造し終え、発射した。
攻撃力は不明。
http://www.zecs.co.jp/management/extends/upfiles/1/522/20091225-14-47-chuugoku-2.pdf
これに一番喜んだのは、ゼクス社というよりも、むしろ、
この日、まんまと待望していた大量のゼクス株をわずか1000円ちょいで入手することに成功した方々に違いない。
↓大陸間弾道弾「中国民政部合意事業弾Ⅱ」の戦果
2009年12月28日(月)
1229円(200円高S) 156万8242株
2009年12月29日(火)
1429円(200円高S) 101万1797株
大量仕入れ完了日である25日に新材料を得て喜びに沸く中國軍?は、さらに増援をX億円単位で繰り出し、ゼクス株に押し寄せた。彼らからすれば、こんな安値で売ってくる日本人の気が知れんわい。といったところであろうか?
彼らは、非常に退屈していた。なぜならば、日本株には、値幅制限という縛りがあり、S高以上には進軍は不可能であるからである。
もとより、中国株をしている方なら分かると思うが、
【 中国(香港)株には値幅制限など無ぁ~~~いのだ。】
(ただし、ごくたまに突然に必要性が生じた場合取引停止措置がとられることがあり、売買を停止させられてしまう事態は日本比で頻繁に発生する。)
そのため、彼らの持て余す大兵力からすれば、すぐにS高できるのは、当然であり、それゆえS高後は非常に退屈なのである。
彼らからしたら、ああじれってぇなぁ!日本株ってのはよう、子供の遊びじゃないアルよ!どんどん上がる!
どんどん上げる!これ最高ね!という心境なのだろう。
この退屈は、一種のいたずらを誘発した。「注文数ぞろ目遊び」がそれである。彼らは、朝8時20分~9時の注文時間や、S高後などに、その暇つぶし遊びに興じた。余裕たればこその余興である。
しかし、余裕がないのはゼクス社のほうである。12月29日(火)ついに、10連騰を達成したものの、市場ニュースから警戒感を宣告されてしまったからだ。
これでは、ゼクス社の明日(の株価)は危うい!!!
この日、このために用意していた秘密兵器「ボーン(骨)」
に、ついに発射命令は下る。
http://www.zecs.co.jp/management/extends/upfiles/1/523/20091229-14-48-saiseiiryou.pdf
「ボ~~~~ン」轟音とともに、秘密兵器は、闇夜をつんざいた。
これを見たゼクス株の弱腰ホールダーの士気は上がった。
どうやら、あすのゼクス株の株価は大丈夫そうである。
(完)
【ふろく・ゼクス株勝利の記録】
2009年12月29日
1429円
12月28日
1229円
12月25日
1029円
12月24日
1020円
12月22日
920円
12月21日
820円
12月18日
720円
12月17日
620円
12月16日
607円
12月15日
507円
12月14日
427円
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関連銘柄:
ゼクス(8913) セイクレスト(8900) -
タグ:
日本人感覚で理解しようにも理解しかねますバウ。
ただし、外国(中国勢)という介在があれば話は別ばう。
彼らにしてみれば、いくら、日本人が警戒感をお訴えするニュースを流しても、猛獣が連日にわたり、ゼクス株の危険性について喚起してみても、ましてや、YAHOO!掲示板のゼクスコーナーにおいて、あまねく良識者たちが、ゼクスに関して投資家に対し安易な買いをおいさめする賢言を連日連夜繰り返したところで、日本語があまり読めない以上は、もはや、何の意味も為さないのである。
彼らが、ゼクスに関して重要視しているのは、天下の【中国政府民政部】という印籠とでも申しましょうか、御威光だけのみである。
あまり詳しくは日本語で書いてあって理解し得ない財務は問題ではないのかも知れないばう。
ばう、ばう~~~~
興味深い洞察ですね。楽しんで読ませていただきました。中国の方は不動産が好きそうですもんね。夏場に不動産株祭りがありましたが、大京の怒涛の上げなんかも関わっていたのではないかと思っています。
海外マネーでも欧米とはかなり違う匂いがします。過熱の仕方というか、群がり方というか...
ばばばうぅう? (今日は大納会ですね?)
ばううばばう~(! (コードナンバー44でしたか!)
>買いをおいさめする賢言を連日連夜繰り返したところで、日本語があまり読めない以上は、もはや、何の意味も為さないのである。
あはは~~^^ ばうう~~^^
で、わたくしもここ数日のばう氏の推理教室に、
むむむとドキドキドキ ドキドキドキ 参戦ふぁいと!
壮大でスカッと胸がすくような仮説検証に久しぶりにチャイナローズ(私のスパイ用のコードネームです)になった気がしました!
月光値千金~ウエルカム上海って曲をいま見つけました!
(きいてみてください)
ゼクスのテーマ曲として、これをココに貼りたいと思いましたが、ここはマジメなところのようですのでいけないですね?
でも、きっとばう氏はお好きかと存じます☆
今年はいろいろとありがとうございました!
来年もよろしくお願い致します~☆