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弁護士バーの意味


今日は一人の若者をご紹介します。彼は、外岡潤さんという29歳の弁護士です。http://okagesoto.blog123.fc2.com/日本の伝統芸能に造詣が深く、そのような文化を受け継いできた今の高齢者世代への敬意も持っている人です。巣鴨で弁護士事務所をしているので、もし、相談事があれば、彼に相談してみてはいかがでしょう。私は、一緒に仕事をやっていくことも含めて、彼とこれからいろんな話をしていこうと思っています。介護のことをもっと知りたい、と考えた外岡さんは、二級ヘルパーの資格も取りました。ヘルパー資格をもつ弁護士というのは、もしかしたらほかにいないんじゃないでしょうか。何度かお目にかかって、高齢社会の問題に取り組んでいくには、という話をしているうちに、こういう若い人にこそ、自分の財産(たいしてありませんが)や遺言のことを託すのがいいのではないか・・・・と言う気になってきました。高齢者の年の取り方を見ていると、頭の働きが衰えてくれば来るほど、おかねの出し入れや、管理が難しくなります。そうなってから、成年後見人を探して・・・・ということは、もう、無理なんですね。だから、自分よりも若くて、志がしっかりしてる・・・・財布を預けても信頼できる人を探しておく必要があるのだと思います。弁護士法が改正になり、弁護士資格を持つ人も増えてきました。そういう人たちの中には、仕事欲しさに、なるべくトラブルを探している人も多いと聞きます。サラ金とやりあって、払いすぎたおかねを取り返してくれるけれど、かなりの部分は訴訟費用として提供しなくてはならないようなビジネス構造もすっかり出来上がりました。これはこれで、違法な闇金融が成り立ちにくくなるわけですし、すべて合法的に運用されているので問題はないのですが、できることなら、弁護士には、市民が訴訟ごとに巻き込まれなくてすむためのアドバイザーとしても活躍してほしいと思います。医療で、お医者さんに、病気にならない方法を教えていただきたいのと同じことです。外岡さんは、市民と弁護士が気軽に交流できる場としての、弁護士バーを作ろうと頑張っています。日弁連(弁護士の連合会)は、そういうことを、弁護士の看板を掲げて始めたら、刑事告訴も辞さない、と言っているそうです。それは、産経新聞で大きく取り上げられたので私も読みました。http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091129/trl0911292206003-n1.htm目的が、市民のトラブル予防、あるいは、トラブルになったときに、弁護士を知っているかどうかで、そのあとが全く違うということを、日弁連は正しく理解すべきだと思います。ニーズはあります。こういうことをやろうと考えている若者がいます。誰も損をしない、だまされもしない、迷惑もしない。こんな名案に対して、告訴も辞さないって、なんじゃそりゃ???告訴も辞さない、という回りくどい言い方で、こういう新しい試みを封じようとすることには違和感を感じます。
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