はんちくさんのブログ
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結局、能天気(また一杯食わされた日本市場と、僕)
カントリーワイド赤字、上げ。メリルリンチ、社長解任で上げ。夕べは、能天気祭りの初日が開催された。
9月下旬~10月上旬まで異常なほど好調に上げた米市場。追加利下げのバックがあれば、この能天気祭りは続くと見た僕は、余裕をかまして下落を眺めていた。だが、相次ぐ金融機関の悪決算で続落続落。
「前から分かっていた内容に、なぜ今更・・」
追加利下げでお祭り状態になった米市場だが、あまりの好調さに「月内利下げ見送り」論が出始めた。あの能天気祭りの根拠は、「追加利下げ」のみだった。その「追加利下げ」が見送られる事態になれば、景気後退の中上げている理由もなくなる。前もって見通しの出ていたはずの金融機関の中間決算に、何故いまさら素直な反応を見せるのか不思議だったが、蓋を開けてみれば、追加利下げを確定させるための狂言に過ぎなかったとの見立てができる。悪決算発表は、タイミングのいい市場混乱の口実だったというわけだ。金曜の暴落も、当日発表の決算にそれほどサプライズなマイナス内容はなかった。思惑どおり、先週はサブプライム再燃を思わせるチャート形を描いている。
「奴等は阿呆か!」と、僕も一瞬恐怖を覚えた。だが、ハイテク関連の好決算がその後を補うだろうと、処理を半分に留めた。結果としてはハイテク好決算も何も、問題は別の所にあったのだ。利下げさえ取り付ければ、元の能天気祭りが再開される。見事にやられた。
「意外性の意外性の意外性」
奴等は阿呆か、と思ったが、阿呆ではなかった。したたかで能天気な連中だった。脅されて恐怖し、手持ちの整理に走った僕は、一杯食わされたといわざるをえない。カイジじゃあるまいし、そこまで裏の裏の裏は読めない。
実際問題としては、ドル安傾向が進むのは確かだ。外資による株価吊り上げの恩恵は弱まるだろう。日本の自力が試される。
あと、利下げ実施の後、米市場は何を材料に上下するのだろうか。来月もまた荒れた動きになるかもしれない。
私も最初はそう思ってたんですけど、彼らはもっと強か(したたか)なんだと思います。利下げ期待はもちろんの事、大きく下げた時に買い戻した人達は誰なのかを予想してみると
いいと思います。ヒントは先日、書き込んでいただいた私の日記に(推定ですが、外れていないと思います)。
ヘッジの連中が、ターゲットを原油市場に切り替えたということでしょうか。利下げで浮いた分を、株式市場ではなく、商品市場へ転用する可能性が高いと言うことですね。
原油高 → 株式市場低迷 → 追加利下げ → 原油高の構図も見えますね。追加利下げによって、先日のような上げは期待できないかもしれませんね。
僕は金融の知識が無く、「これならこうなる」と単純に考えて動いているので、全く見当違いな返答だったらすみませんw
是非、三枝さんのお考えを聞かせてください。
サブプライム→景気悪化→為替ドル安→米株下落→為替更にドル安→利下げ期待→オイルマネー流入→利下げ→ドル高
この構図です。原油は1バレル5ドルから7ドルがコスト
と言われています。それを50ドルから90ドルの間で売買しています。売買する基軸通貨はドルですから、ドルの価値が下がるとサウジなどの産油国は嫌がります。その為、オイルマネーが入ってくるとアメリカンは察知していると思います。
だから200ドルを平気であの状態から戻せるのでしょう。
まぁ 私の反省点でもあるのですが。。。
ぬぬぬ、目当てはそっちですか。単なる能天気祭りと言うより、そういう思惑が作用していると考えられますね。
利下げでドルが増える→ ドル安 → ドル安を嫌う産油国の金が流入 → 米株上げ&ドル高
オイルマネーの下支えを利用して底上げしようと。とすると、オイルマネーの継続的な流入を見越しての上げでしょうか。
為替は一旦円高に振れるものの、やがて円安基調に移っていくと見ていいですかね。それならば日本市場にとっても悪い話ではないです。
市場混乱の演出も兼ねて、アメ株につられて上げた他国の市場から、お小遣いまで取っていきましたね。
食えない連中ですが、阿呆ではありませんねw サブプライムなどという商品が成立すると思っていた点では阿呆だと思いますが。
あまり考えると、わけが分からなくなってしまうので、なるべく単純に考えようと思いますw
「上げか、下げか」「安全か、危険か」
今は中間決算を目標としていますが、11月はそのあたりの金の流れに注目してみようと思います。
またご教授お願いいたします。