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日本郵政の経営陣 -ヒドイ老害?
民主党が主導した日本郵政の経営人事が28日に決まった。新経営陣は9人から18人に増えただけではない。改革とは程遠い、昔に戻ることを企図した布陣に見える。マスコミの報道では全員の年齢が記載されなかったが、翔年が調べた所、恐るべき高年齢の経営陣だ。若い人が取締役会を見学したら、老人ホームと錯覚したとしても許されると思う。
見識の欠如した政治家が好き放題の人事をした結果、日本郵政は「民」から「官」へ大きく舵を切った。民間会社でありながら、何もかも「政治家」が決めている。(コンプライアンス皆無)
取締役の年代別人数を見ると
70歳代=11名、最高齢は曽野綾子の78歳
60歳代=5名
50歳代=1名
40歳代=1名
平均年齢=67.7歳
この布陣で、21世紀のわが国の郵政事業を描くことができるのだろうか?
会長 ※西岡喬(三菱重工業相談役)73歳
社長 斎藤次郎(元大蔵次官)73歳
「副社長、4人」
足立盛二郎(元郵政事業庁長官)65歳、→ こういう経歴の方が必要なの?
坂篤郎(前内閣官房副長官補)62歳、
高井俊成(元日本長期信用銀行常務)63歳、
関根誠二郎(キヤノン情報通信システム本部長)61歳
「取締役、12人」
石 弘光(元政府税調会長)72歳、
井上秀一(元NTT東日本社長)71歳、
入交太郎(入交グループ代表取締役)50歳、
岡村 正(東芝相談役)71歳、
※奥田碩(トヨタ自動車相談役)76歳 →最も留任して欲しくない人物です。
神野吾郎(中部ガス代表取締役)49歳、
小池清彦(新潟県加茂市長)72歳、→ 市長は民間企業の役員になってはならない。
杉山幸一(元三菱重工業常務)72歳、
曽野綾子(作家)78歳、→ 保守的なひと、何といってもご高齢。
原田明夫(元検事総長)69歳、
松尾新吾(九州電力会長)71歳、
渡辺隆夫(西陣織工業組合理事長)70歳
(※印は留任)
翔年は思う。小沢幹事長の選挙対策が政策とセットになっている。例えば、農家への個別所得補償で、田舎の票を金で買い、今また、郵政を官業に戻して地方の票をごっそりいただくのだろう。「自民党をぶっ壊す」といって郵政民営化を推し進めたことで、田舎の郵便局長を中心とした自民党の集票マシーンが壊れた。小沢民主党はそこにつけこんで、選挙の集票マシーンをそっくり手に入れる腹づもりであろう。
そうするとかつての自民党がそうだったように、選挙の一票の価値を公平にしなければならないという発想は民主党からは出てこないであろう。(だんだん民主党は昔の自民党に近くなった来ている。)
この観点は今後もシッカリ監視していきたい。
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