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メガ投資信託の弱点

少し長いひとりごと日記です。

投資信託の問題点については
元日経新聞記者の竹川 美奈子氏が本を出版している。

タイトル

「投資信託にだまされるな!」


マスコミ業界では、
女性記者のことを忍者にたとえているが、
わたしは、あまり好きな表現ではない。


ある証券会社の支店長が

「投資信託はダメと書いている本が出版されている。」
「そのような本に書いてあることを
 信用してはいけませんよ~」

(・へ・)!

と言っていた。


本に書いてあることが、ほとんど正しいと思う。


ある証券マンから、教えてもらったことを元に書くと

メガ投資信託は、サラリーマン運用している。

ファンドマネジャーの部下は、
どうしても目先の運用成績を要求される。


その結果

人気株やテーマ株の「高い」ところで勝負するので、
いったん誰かが売りにまわったらドボンする。

(>_<)


サブプライム問題が表面化する前

ある日本株ファンドの運用者担当者が
銀行株が高値のとき

「銀行株を高値で売り逃げました~」

と上司に報告したらしい。


上司が

「よくやった!」
「ところで、次に何を買うのや!」

と言われた。



こんな高いところで、何を買えばいいのかなぁ…

(^_^;)

と内心思いながら


「はい!承知しました。すぐ検討します。」

などと答える。


サラリーマン運用は、つらいだろう。


メガ投資信託は、運用資金の100%近く
一杯一杯運用していることが多い。

理由もあるが、
これも長期投資家の視点から見ると、考えられない。


株価が、大暴落して解約が殺到したとき、
安いところで何かを売ることになる。

反対に、株価が、バブル的に高くても
その時は、投資信託が売れるので
高いところで買い続けないといけません。


反面、長期投資は、
キャッシュポジションを持つことができる。
どれだけ持っているかが重要です。


投資信託は、
サラリーマン運用なので、横並び運用をする。

別名

「赤信号みんなで渡れば恐くない」運用

をしている投信が多い。


相場は、少数意見につくことが基本です。

どれだけ優秀な投資家でも、
その人の意見が多数意見になったら反対に行くこと。


たとえば、ITバブルのとき、
IT企業でもないソフトバンクが人気株だった

ソフトバンクの株を10人のうち9人が買ったら
あと1人しか買う人はいません。

(買い増しは考えないものとする。)

その1人も買うかどうかわからない。


反対に

100人のうち1人しか買わないような
優良株を買い持ちしていれば
99人が、将来買ってくれる可能性がある。

買う人が出てくれば、株価は上昇します。

しかし、気がつかれるまで、待つことが必要です。
長期投資家には、忍耐力も必要でしょう。


または、誰もが知っている優良株
わかりやすい銘柄をひとつあげるとTOTO(5332)など
大暴落したときに、目をつぶって買うことでしょう。

あとは、人気が出るまでほっとけばよい。

参考までに、TOTOは、中国人のあこがれのブランドです。


メガ投資信託の運用担当者だと、
何も運用しないで待っていると

上司から

「さぼるな!」

と言われてしまう。


営業型投資信託は過去の実績を重視するが、
上昇してから推奨することが多い。

(下落しているときは、売れないので、悩ましい。)


証券レディーが言っていた。

「株式売買手数料で稼げなくなったから、
 投資信託の手数料ビジネスに力をいれていますけど、
 なかなか難しいです。」

パソコンのワンクリックで売買する人が多いようだ。


今日、ある金融機関の人と話をしたが、

低い声で

「中途半端にかしこい人や、
 人まかせの人はダメですねぇ~」

と言っていた。


個人的には、手数料より、
証券会社の営業員さんの人件費のほうが、

はるかに高いと思っている。


証券会社の営業員さんに、迷惑のかからない程度利用する。


メガ投資信託の弱点を、
個人投資家の、ひとり、そして、またひとりと
理解するでしょう。

分散投資をすすめる人も
「わたしは何も知りません!」と言っているのと同じ。
(ウォーレン・バフェット氏)

競争の激しい金融機関の経営者も
厳しい選択をせまられると思う。


ある金融機関の幹部の言葉

「お客様にとってよい商品が、
 必ずしも我々にとってよい商品ではない。」

「悩ましい問題がある…」

と言っていた。


長期投資家は、メガ投資信託の運用担当者と違い
チャンスを「待つ」ことができる。


長期投資家の最大の武器は、
時間と余裕資金での運用です。

「待つ」こともできる。
「休む」こともできる。
「考える」こともできる。


投資信託は
売りやすい投信ではなく
いい投信を売ってほしい。


頭の痛い問題も多いが、
真面目な証券会社には、頑張ってほしいと思う。


その話をある投資家にすると

「真面目な証券会社はどこ?」と聞かれた…


おしまいです。
1件のコメントがあります
  • イメージ
    坂本彰さん
    2009/10/22 10:45
    おはようございます。

    確かにおっしゃる通り
    なんですよね。

    大きい投資信託の上位保有銘柄は
    それも似たような会社ばかりです・・・。

    自分の好きなように投資
    できないのがファンドの一番の弱点かな。
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