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ブログ

【投資脳のつくり方】巨大バブルがやって来る!

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● 【本日のニュース】/リーマンショック1年、異例の策副作用残る
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リーマン・ショックから1年。大激震が走った国内外の金融・資本市場は落ち着きを取り戻しつつある。主要国によるなりふり構わぬ財政・金融政策が功を奏し、金融機関同士の「相互不信」が解消されつつあるためだ。しかし、危機対応の影響で主要中央銀行の資産・負債は膨れあがり、これが新たな市場混乱の火種になる恐れもでてきた。(中略)


だが有事対応には副作用もある。米英を中心に中銀の資産は急膨張したまま縮小に転じない。8月末時点の為替相場で換算した日米英欧の中銀の資産残高は同時点でおよそ590兆円。1年間で5割増え、ピークの昨年末からは8%しか減っていない。


資産が膨張したままだと大量の資金が市場に滞留し続ける。資金の回収に時間がかかれば、利上げも遅れやすい。とくに米連邦準備理事会(FRB)の資産規模は1年で2.3倍に拡大。「ドル余り」と「低金利の長期化」を合言葉に投機資金が商品市場に流入するなど、過剰流動性が新たなバブルの芽を生む可能性も指摘され始めた


(2009/09/15付日経速報ニュースより一部抜粋)


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【ニュースの深層】巨大バブルがやって来る!
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。



■すでに私たちはバブル頻発の時代を生きている----------


私たちはそう考えて生きていかなければならない時代に遭遇していると考えています。また、そう考えていきていかなければ、昨年経験し、そして今年さらに悪化するような事態にモロに影響を受けてしまうことになるでしょう。


かつては、バブルといえば80年代後半のように、誰もが恩恵を受けるものだったと思います。


しかし、いまのバブルはバブルに気づき、そしてバブルの波に乗りつつ、一方でバブル崩壊をも最初から視野に入れ行動をとる必要があります。


こういった発想を持っていなければ、バブルの恩恵を享受できないばかりか、バブル崩壊の影響だけ甚大に受けてしまうということになると考えています。



■そう考えるキッカケとなったのが、はや1年が経過することとなったあのリーマン・ショック。


その後の暴力的な株価下落は、少なくとも私にとっては、貴重な財産になったと考えています。


特に、昨年来もっとも研究を重ねたのは“バブル研究”でした。


バブルの発生から崩壊に至る流れをより深く分析することで、それまでは見えなかったことが見えるようになったと実感しています。



■また、そう考えていくと、この1年に起こった危機は何も“100年に一度”という特殊なものではなく、むしろこれから何度も起こる可能性を秘めていると考えざるを得なくなりました。


それが、バブル頻発の時代です。


私は、現在の金融機関に対する公的資金注入や事業会社に対する資金供与といったモラトリアムが、後にバブルを引き起こして行くことになると考えています。


※この点は、拙著「巨大バブルがやって来る!」(小学館)に詳しく記述いたしました。リーマン・ショックから1年が経過した今、改めてこの1年を振り返る意味でもご参考にしていただければと考えています。


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(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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