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【投資脳のつくり方】悪材料との付き合い方を覚える

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● 【本日のニュース】/米住宅ローンの延滞・差し押さえ率、過去最悪
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米抵当銀行協会(MBA)が20日に発表した2009年4~6月期の住宅ローン調査によると、住宅ローンの延滞率と差し押さえ率の合計が13.16%(季節調整前)となり、過去最悪を記録した。全米の住宅ローンの7~8件に件が返済に問題を抱える計算となる。景気後退が長引くなか、雇用環境の悪化が続いていることが響いた。


住宅ローンの延滞率(季節調整値)は9.24%と、前の期と比較して0.12ポイント上昇。差し押さえ率は4.3%と、0.45ポイント高まった。


(2009/08/21付日経速報ニュースより一部抜粋)



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【ニュースの深層】悪材料との付き合い方を覚える
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。



■今週初から懸念されてきた上海総合株価指数の動きですが、昨日は大幅に反発したことで世界中の株式市場が安心感から上昇しました。


※SSE Composite Index

http://www.google.com/finance?q=SHA:000001


特に、米NYダウにどのような影響が出るか注目されたところですが、素直に好反応しています。


※Dow Jones Industrial Average

http://www.google.com/finance?q=INDEXDJX:.DJI



■しかし、株価を取り巻く環境は決して好調とは言えません。


中国で言えば、昨日発表があった金融業界世界最大手の中国工商銀行の決算を見ると、貸出額の大幅増にも関わらず営業増益幅はわずか3%にとどまってしまっています。


また、米国では、ご紹介した住宅ローンの延滞・差し押さえの悪化に加え、もう一つの懸念材料である雇用でも悪材料が出ています。


米労働省が20日に発表した先週(8月15日までの1週間)の新規失業保険申請件数は、季節調整済みで57万6000件となり、前の週と比べて1万5000件増加しています。


前の週より減少するとみていた市場予測(55万件)に反して、失業保険申請件数は増えてしまっているのです。



■では、株価はどうか、と言えば底堅く一進一退の攻防戦を繰り広げています。


株価とは、買い方と売り方の戦争、という捉え方をすべきです。よく金融リテラシーを高めよう、とか分散投資という言葉がキレイな形で出てきますが、株式投資はそんな生易しいものではないと思います。


切るか切られるか、ぐらいの覚悟を持って株式市場で株価を見なければ、あっという間に資産はなくなってしまいます。


そう考えると、株価が一進一退ということは、買い方も売り方も、攻めあぐねていると言えます。ちょうど、関ヶ原の合戦で言えば小早川秀秋がどちらにつくかで勝負が大きく動く、というタイミングでしょうか。


今週1週間の状況を見て、悪材料に一見すると押されているように見える買い方に大いなる風が吹くと考えています。



(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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