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ボラティリティ(変動幅)の大きい時代の投資方針

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● 【本日のニュース】/アジア株全面安、「今年最大の下げ」相次ぐ
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17日のアジア各国・地域の株式市場で株価指数が全面安となり、今年最大の下落幅を記録する指数が相次いだ。前週末の米株安や17日の日本株安に加え、景気回復のけん引役と期待される中国で上海株が下げ止まらず、投資家心理が悪化した。17日は欧州でも株価指数が下落して始まる市場が目立ち、投資マネーの変調を警戒するムードが広がっている。


上海総合指数の17日終値は、前週末比176.342ポイント安の2870.630で、下げ幅は今年最大だった。投資家の間で中国政府による金融引き締め懸念が根強く、売りが売りを呼ぶ展開だった。今月4日に付けた年初来高値(3471)からすでに17%下落した


(2009/08/17付日経速報ニュースより一部抜粋)



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【ニュースの深層】ボラティリティ(変動幅)の大きい時代の投資方針
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。



■昨日の株式市場は、中国上海総合株価指数について語らなければ説明できないでしょう。


上海総合指数の17日終値は、前週末比176.342ポイント安の2870.630で、下げ幅は今年最大となったのです。


※SSE Composite Index

http://www.google.com/finance?q=SHA:000001 



これを受け、香港ハンセン指数なども今年最大の下げ幅を記録、続く米国NYダウも大きな下落となりました。



■中国株が世界中に影響を与えたのは2007年2月。上海総合株価指数の暴落が、世界中の株式市場を冷やすことになったのです。


これは思い返せば不思議なことでした。


当時上海総合株価指数は、中国の個人投資家が集う「賭博場」。実際、外国人投資家が占める割合は1%程度に過ぎなかったのです。本来であれば上海が下落しても、世界が下がることは理論的には起こりにくかった。だから不思議だったのです。


にも関わらず、上海総合株価指数の暴落が世界中の株式市場を冷やしたことで、グローバルマネーが同質化し、世界中は同時に動くということを投資家に示すことになりました。



■今回も同様です。一足早くリーマン・ショックを回復、年初から株価が9割も上昇していた上海が下落に転じたとすれば、世界中の株式市場にマイナス影響を与えることになるでしょう。


中国はいまや世界の株式市場に多大な影響を与える主体として、注目しなければなりませんし、中国株の分析を行い、対処法を考えておかなければならない時代になっているのです。それは日本株だけを手がける投資家にとっても同じこと。


そのためには、中国に対する基本的な経済知識を持っておくと共に、フローベースで情報を収集していく愚直な繰り返しが求められます。


※拙著「巨大バブルがやって来る!」では1章を割いて中国の状況についてお伝えしています。また、当メールマガジン姉妹版「投資脳のつくり方~海外株バージョン~」(無料)では中国について平日毎日情報を提供しています。この機会にぜひご覧下さい。


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(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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