●雇用環境は当面改善する気がしない。

[曹操さん]

今日WBSを見ていたら、日本、欧州の雇用環境は当面好転しそうにないような予感がした。個人的に注目していた欧州の動向だ。以前からウオッチしている銘柄のひとつのエスプリ（330）の投資のタイミングを検討していた。ハンセン構成銘柄である同銘柄の株価水準はそれほど割高ではない。主因として売り上げの大部分を占める欧州の消費市況が改善する兆しがない限り大きく動意づかないと思われる。今後も景気が悪化すれば更なる下落余地もある。ただ、株価的にはその下落余地は限定的と見ている。急落した時は買い入れを検討するかもしれない。米国の雇用環境はやや改善しつつある状況にはあるが、次回の雇用統計の内容によっては、投資マインドが急速に悪化する可能性があり依然として楽観はできない。他方、中国に限っては全般的に良好。中国人民銀行も再度金融緩和の継続を表明した。市況的にはややバブルな感もあるが他国よりはマシだろう。ただ、株式市場は最近の連騰により割高感は否めない。今から新規で買い入れるにはちょっと勇気がいる。来週から中間決算が本格的に発表されるため、そろそろ業績相場に移っていくと思われる。それを見て市場はどう反応するのか気になるところ。あくまで強気のスタンスでいくのか、それとも...。