●金融緩和が終わる時

[曹操さん]

金融緩和が年内まで継続する見通しになったことは景気浮揚の意味では喜ばしいことかもしれないが、逆に取れば2010年以降は楽観することはできない。預金準備率の引き上げでジワリジワリと舵を取ってくる可能性が逆に高くなる。一般的に株式市場が六ヶ月先まで織り込むのであれば現時点でもうすぐ7月も終わる事だし、そろそろ来年のことも意識されてくる。ただ、プラス要因として上海万博を控えているため、容易に比較相殺できないが今年の中間決算が出始めてくるタイミングで動意が出てくると予想。いずれにしても金融緩和スタンスが解除された場合には不動産株を筆頭にいったん売り転換になる。そのタイミングで万科か中国海外を仕込んでも良いかと思っている。まだ先の話だけど。