socialcolorさんのブログ
ブログ
シンク・グローバル(2) -リスクヘッジについて-
私はアメリカ経済の先行きに大きな不安を持っており、近い将来、不動産、金融業界をきっかけに大きな不況が訪れるのではないかと考えています。
従って、そのアメリカ経済(市場)に大きな影響を受ける日本市場(こちらは、経済ではないです。)にもネガティブなイメージを持っており、今現在は、日本の株式への投資を控え、キャッシュポジションを上げ、為替の動向を見ながら資金を新興国市場に徐々に振り向けていますが、最近は、巨大ヘッジファンドや、原油高騰によりますます膨れ上がるオイルマネー、貿易黒字により貯め込んだ外貨の運用を行うSWF等の動きの速い流動資金が大きいためか、キャパの小さい市場はそれらの影響で簡単に上下するため、何処に資金を移動させようとも期待するリスクヘッジの効果が薄れてきているようで、アメリカ市場がこけるようなら、その影響は大なり小なり免れません。
それは、株式市場に限ったことではなく、前記資金の動きに伴って発生する大きな為替の変動、証券化により本来独立した動きを取るべき不動産と証券市場の連動等、債券、為替、不動産も同様のようです。
そのことは、分散投資を行う諸々の投資信託の運用成績が芳しくないことが証明しています。そもそも分散投資は、それぞれが異なる動きをする、または相関が小さく独立しているという前提に立って成り立っている投資手法です。その前提が覆るのであれば、それ以降の全ての論議は無意味なのですから、当然とも言えます。
分散投資の全てを否定するのではない(例えば時間分散などは、今でも充分有効だと考えています。)のですが、過去の常識、理論が通用しなくなってきているということを認識し、株式、債券、為替、不動産等、各々の関わり合いが今までと異なる※と把握したのであれば、何が何でも分散投資ではなく、あまり有効でないと考える市場への投資を控え、その資金を他へ集中投資するなどの工夫をすべきではないでしょうか。
過去の偉い学者、先生、偉人の言葉を普遍のものとして、何も検証せず鵜呑みにしてありがたがる姿勢を改めて、自分の頭で考え、修正、応用するべきではないか。
全ての新しい理論、考えはそうやって生まれてきたと思います。
※例えば、世界の株式市場が高騰し、インフレが憂慮される現状であるにも関わらず、不動産の証券化の影響(サブプライムローン問題等)による信用収縮を懸念して、各国は利上げすることができません。このような事態は、過去無かったことで、今までの理論には矛盾する動きと言わざるを得ません。
-
タグ:
金の現物に逃げようかな^^
でもやっぱり株が好き!(^^)
がんばろっと!!
>その資金を他へ集中投資するなどの工夫をすべきではないでしょうか。
これがわかれば苦労しないんですよね。。。
>過去の偉い学者、先生、偉人の言葉を普遍のものとして、何も検証せず鵜呑みにしてありがたがる姿勢を改めて、自分の頭で考え、修正、応用するべきではないか。
これも私もそう思います。
というか投資の偉人の本をまったく読まない人なので。。。
(それもどうかなぁという感じですよね?)
>自分の頭で考え、修正、応用するべきではないか。
全ての新しい理論、考えはそうやって生まれてきたと思います。
私もこれをやって見ようと思っています。
ただ私はいつも答えを探しながらさまよっている気がします。
いつかは自分の答えが見つかるよう、
がんばってみたいと思います。
今日もいいものが読めました。ありがとうございました。