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【ミネベア】09/3期営業利益は下振れて着地。新社長の…

09/3期営業利益は下振れて着地。新社長の経営手腕に期待

09/3期業績は、売上2,561億円(前の期比23%減)、営業利益134億円(同56%減)。営業利益の落込みが想定より大きくネガティブながら、 10/3期利益のレンジ予想の中央値はTIWのほぼ想定線で驚きはない。4月に就任した貝沼社長が決算説明会の場に立ち、機構改革により価格対応力を強化すると共に付加価値を高めた複合部品を拡販していく戦略を披露。最高経営責任者として1株あたり利益の最大化を目指すことを強調しており、今後の経営手腕に注目。株価は既に今下期からの回復をある程度織り込んでおり、現在の水準から一段の上昇には新たな材料が必要であろう。

販売数量を大きく下回って推移していたボールベアリングやHDDモータの生産数量も、足元では販売に見合う水準まで回復。前4Q(1-3月)の急峻かつ極端な在庫調整局面から4月以降戻りつつあるものの、実需の今後の見通しは不透明といえる。同社では英国ベアリング工場の閉鎖、グループ生産量の半分近くを占めるタイにおける人件費削減、材料費低減等で今期50億円程度の経費削減を見込んでいる模様。TIWでは減価償却費や研究開発費を含む経費減に加え、高付加価値製品拡販等で80〜90億円程度のプラス要因が、売上減少や単価下落等のマイナス影響(約100億円をTIWでは想定)で消されると判断、全体では1割程度の営業減益を予想。

リスク要因はカントリーリスク、最終製品の需要減、不採算事業の改善の遅れ、製品価格下落、原材料高、為替など。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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