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ここでの相場見通し

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相場は9月21日に、史上最も早い配当取りの最終日(暦の配列から、今後はほとんど起こりえない)を通過して、一足早い秋シーズンに突入しました。早いもので、今年の4分の3が終わったのです。

この1年、世界の株はなんだかんだと言いながら、新高値附近にあるにもかかわらず、日本の株だけなぜ上がらないのでしょうか。チャートを見ても、年初の17,400円が、3月に一度16,532円の安値をつけ、その後持ち直したものの、8月17日には15,262円の安値で、今年は2回の大幅下げに見舞われています。今のところ年初から5%の下げで、いったいこの9ヶ月間何をやっていたんだといいたくもなります。

一般にいわれているのは、日本の景気が踊り場に来ているためファンダ面で買い余地が少ないこと、外資系のファンドの決算対策で日本株を売っていることなどが挙げられています。確かに昨年も同じような理由で5月に急落しているところから、上を買って行きたくない気持ちは分かりますが、悪い理由は通常1週間もすると相場には織り込まれてしまうものなのに、9ヶ月間も同じ理由で上がらないというのはいかにも合点が行きません。

私は、日本の先物市場のメカニズムに原因があると考えています。
日本の先物市場は、アメリカとは異なって、先物と現物とが同じ指数で変化しています。市場も整備され、シンガポール、シカゴとほぼ24時間取引ができます。そのため先物取引がしやすく、しかも現物市場の規模がアメリカほどないため、先物が動かしやすくなっています。ある程度の資金があれば、先物を使い比較的簡単に相場を操作できます。

8月の下げも、アメリカで起きた住宅バブルの崩壊を利用し、海外勢が現物株を売却するという噂がまず流され、これに乗じてヘッジファンドが先物に大量の売りを浴びせたようです。ついで、9月は年間を通じて最も値上がりしないと言うアノマリー流し、これを利用して先物主導で売りをしかけたと見ています。

この推理がある程度当たっていれば、そろそろ下げ相場も終わりに近づいています。ヘッジファンドの売り玉も切れたようですし、相場の原因が割れれば、買い向かう向きが増えてきます。

ただ、日本の先物市場のメカニズムは変わっていませんので、資金を持った投資家が先物市場を利用して相場を操作するという危険は抱えたままです。相場の上げも下げも、理由は後からついてきます。株式市場が崩れれば、経済全体も不況に突入します。「相場は相場に聞け」という姿勢が、一層必要になってきたと言えそうです。
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