●G20リスク

[曹操さん]

     

現在開催しているG20に世界の注目が集まっているが、期待感が過剰になっている感もある。世界各国の足並みは必ずしもそろっておらず、微妙な温度差の高低は否めない。まもなく共同声明が発表される予定だが、その内容が玉虫色なものであれば明日の株式市場は失望感から投げ売りを誘発するきっかけになる。財政出動に数値目標が示されるのか、また、ヘッジファンド規制の原則が示されるのか等の具体的なものが明文化されるかどうか微妙な情勢にある。さっきWBSを見ていたら時価会計規制緩和が発表されたことを受けて、米国市場は現在大幅続伸となっている。後は共同声明の中身次第。2日の香港市場は大幅続伸となった。G20、追加経済対策、金融緩和観測など好材料をサポートに買いが優勢となった。とりわけ不動産株の上昇が際立っている。☆気になる決算☆中国通信服務(552)の2008年12月本決算売上高：324億7057万元(37.95%) 純利益：13億1626万7000元(12.77%) EPS：0.232元(8.41%) 配当（予）：0.0913元 権利落ち日：5月7日 中海油田服務(2883)の2008年12月本決算売上高：121億4294万4000元(34.80%) 純利益：31億224万1000元(38.64%) EPS：0.6901元(27.23%) 配当（予）：0.14元 権利落ち日：未定 華潤電力控股(836)の2008年12月本決算売上高：267億7166万2000HKドル(59.07%) 純利益：17億1744万8000HKドル(▲46.67%) EPS：0.413HKドル(▲49.66%) 配当（予）：0.08HKドル 権利落ち日：5月29日 中国株四半期速報2009年春号/亜州IR株式会社