☆アキ☆さんのブログ
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ソロスは警告する
今日はカメラマンである友人の写真展に行ってきました。
http://ameblo.jp/watarigarasu163/entry-10219118289.html
場所は新宿。
ご近所の方、お暇な方、よかったら見に行ってあげてください。
帰りに紀伊国屋で、「ソロスは警告する-超バブル崩壊=悪夢のシナリオ」を購入。
サラサラッと斜め読みしましたが、いまいちよく理解できませんでしたw
とりあえず概要だけ。
現在の経済環境の変化は、超バブル崩壊による不況や景気後退といったものではなく、従来の「効率的市場仮説」では説明できない大きな節目であることを、独自の理論で説明しています。
ただ、それが難解な単語を使って回りくどい言い方で書いてあるので非常にわかりずらい。
ソロス哲学のキーワードとなる可謬性と再帰性、【資本主義社会も人間の欲望が作った幻想であるからには、完璧な訳が無く、ゆえに市場は常に間違っている】。
有名ですよね、このロジック。
でもね、騙されちゃいけません。
世界金融危機を憂慮するような発言をして、その裏でしっかりと稼いでいるしたたかなおっさんですから。
アメリカ同時多発テロ事件のときも、アジア通貨危機のときも、金儲けのチャンスとあらばモラルハザードなど関係なく、情け容赦なく売りを浴びせるのがソロスのやり方です。
いわば生粋の相場師、ギャンブラーなんですよね。
だからこそ哲学者として認められたいというコンプレックスを抱えているんだと思います。
個人的に興味深かったのは、2008年3月の世界同時株安時の「実況中継」日記。
ソロスがマーケットをどのように読み取り、どんなポジションをとっているのかが赤裸々に描写されています。
市場の混乱は予想したよりもずっとひどく、彼のファンドも損失を被っています(噂では600億ドル。でも彼の莫大な資産からすれば微々たる金額だと思いますが)。
あのソロスが、「ヤバいじゃん!」と動揺しているところが、好感が持てましたw
カリスマ資産家としてのソロスではなく、一人の個人投資家としての等身大のソロスの本音が垣間見えて、そこが本書の魅力ではないかと。
最後の章では次期大統領(オバマ政権)に期待するとしながらも、真のサブプライム地獄は2年後に訪れると不気味な予言をしています。
ちなみに向こうでは引退した金融界のフィクサー的な扱いをされているらしく、昔ほどの影響力はないみたいですね。
今回の仕手相場では、
オバマの「今が株の買い時とちがうんかい?」
ソロスの「もしかしたら、最短で本年底入れか」
死ティ重役の安値株の買い仕込みなど、
いくつかの話がリンクしていたのは偶然とは思えません。
(だから仕手相場)
ただ、今回の仕手相場、あまりにも上手くいきすぎて、
ここからまだ上がると考えるのは早計かも知れない。
一旦は利食いの場面を向かえると考えますが、
おかしいでしょうか?
私も彼の著作読みましたが、
昨年の3月苦戦していたのをみて、
同じく共感しました。
相場に絶対はないのだなぁと。
気をつけよっと(怖)