●人民銀行副総裁のリップサービス

[曹操さん]

   

今日の香港市場は続落。後場からHSBCが更に急落し投資マインドを冷え込まされた感がある。英国の銀行も実質国有化され、英国系金融機関は信用収縮が再度懸念されている模様。HSBCは前日比でマイナス２４％の水準まで売り込まれた。取引終了後の午後18：00頃、中国人民銀行の蘇寧副総裁は９日、世界的な金融危機が中国経済に及ぼす影響に対処するため、中国はさらに金利を引き下げる余地があるとの考えを示した。中国は昨年９月以来５度にわたって利下げしてきたため、さらに金利を調整する余地は「小さいが、依然としてある」と述べた。 このリップサービスが明日の取引に好影響を与えるかどうかは定かではないが、不動産業界的には好感される内容である事は間違いない。先週金曜日に爆騰していた深センB株の万科企業は結局急落した。不動産支援策等いろいろと憶測があったが、結局何もなかったため失望売りを誘発。後は08年の決算発表次第。☆注目の決算発表富士康国際(2038)の2008年12月本決算売上高：92億7104万2000USドル(▲13.62%) 純利益：1億2111万5000USドル(▲83.21%) EPS：0.0172USドル(▲83.25%) 安徽高速道路(995)の2008年12月本決算：売上高：29億6346万2000元(19.46%) 純利益：6億7070万元(23.46%) EPS：0.4044元(23.48%) 配当（予）：0.23元 権利落ち日：3月19日 招金砿業(1818)の2008年12月本決算：売上高：21億5273万1000元(42.35%) 純利益：5億3390万5000元(37.45%) EPS：0.37元(37.04%) 配当（予）：0.166元 権利落ち日：4月14日