●「上海ディズニー」効果でＧＤＰ１３兆円アップに期待

[曹操さん]

米ザ・ウォルトディズニーカンパニー社はこのほど、上海市でのディズニーランド建設計画を公表した。上海市との約244．8億元（約3200億円）の共同出資で、ＧＤＰが1兆元（約13兆円）増の効果が期待されている。新華網が外電などを引用して12日付で報じた。「上海ディズニーランド」の契約項目によると、同社と上海市は合弁会社を設立し、同社が新会社の株式の43％を、上海市が57％を占める。現在は中央政府の「認可待ち」の状態で、認可されれば、中国で2つ目のディズニーランドになる。専門家によると、同市はディズニーランド開園後、人気スポットとして観光や航空、ホテル業などを中心に1兆元以上のＧＤＰ増が見込んでいる。また消費の面でも、家電製品やカメラデジタル商品などの人気が一層高まり、国内の80％以上の観光客が集まるなど、同市への様々な経済効果が期待される。同園は敷地面積約1．5平方キロメートルで、早ければ2014年に開園。建設予定地の詳細はまだ公表されていないが、上海浦東国際空港の近くになるという。