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米利下げ期待が一段と高まり株価は大幅反発

先週金曜日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA +654.27 @40,589.34, NASDAQ +176.16 @17,357.88, S&P500 +59.88 @5,459.10)。ドル円為替レートは153円台前半の先週末比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が圧倒的に多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,571に対して、下落銘柄数は僅か63だった。騰落レシオは105.39%。東証プライムの売買代金は3兆9681億円。

TOPIX +60 @2,760
日経平均 +801円 @38,469円

米国では、6月の個人消費支出(PCE)価格指数が前年比+2.5%(<5月分前年比+2.6%)と伸びが鈍化し、前月比でが+0.1%となり予想と一致した。米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利下げ期待が一段と高まり、主要3株価指数は揃って上昇した。

本日の東京市場では、日経平均が前日までに8日続落して約3,600円も急落していたこともあり、先週末の米国株の大幅反発の流れを受けて、先物主導で自律反発狙いの買いが優勢となった。日経平均の上げ幅は一時1,000円を超える場面があった。東証プライムの95%の銘柄が上昇してほぼ「全面高」となった。日銀の利上げが時間の問題となっているので、金利上昇で恩恵を受ける保険株が大きく上げた。銀行株も利上げの恩恵を受けるが、今日のところは保険株ほど上げなかった。

日経平均の日足チャートを見ると、先週金曜日時点でRSI(14日ベース)が24.3%(<下げ過ぎの目途である25%)、25日移動平均線乖離率がマイナス6.0%(<下げ過ぎの目途であるマイナス5.0%)と短期的な下方オーバーシュートとなっていた。そこへ米国株の大幅反発が加わり、日経平均も今日は大幅反発となった。これは単なる思惑ではなく、タイミングは正確にはまだ分からないが米国の利下げがかなり近いと言う確かな裏付けがある反発だった。ここからは、米国景気失速と米利下げのどちらが速いかという問題である。利下げのタイミングが遅すぎると、バブル崩壊後の日本経済のようにダメージが予想外に長引く。他方、日銀は日本経済を「金利がある世界」へ戻すべく、利上げのタイミングを測っているため、金利は徐々に上方向へ動くことになる。7月30~31日の金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を日米の投資家は固唾を飲んで待っている。

33業種中すべての業種が上げる全面高だった。上昇率トップ5は、保険(1位)、化学(2位)、非鉄金属(3位)、不動産(4位)、証券(5位)となった。

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