優利加さんのブログ
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米国は予想通り0.25%の追加利上げ、それが意味することは
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +82.05 @35,520.12, NASDAQ -17.28 @14,127.28, S&P500 -0.71 @4,566.75)。ドル円為替レートは140円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,126に対して、下落銘柄数は621となった。騰落レシオは95.80%。東証プライムの売買代金は3兆2267億円。
TOPIX +12 @2,295
日経平均 +223円 @32,891円
マーケットの予想通り、米連邦公開市場委員会(FOMC)は0.25%の追加利上げを決定した。これで政策金利は「5.25~5.50%」へ引き上げられた。そしてパルエルFRB議長は今後の利上げについてはデータ次第であると述べた。ダウ工業株30種平均は続伸して13連騰して、1987年1月以来の実に36年半ぶりの連騰記録となった。
FOMCの結果発表を受けて、米国ではこれからさらなる追加利上げをする可能性が後退して本日の日本株全般は続伸した。結果的に正しいか間違っているかは別として、マーケットは9月の利上げはないだろうと織り込みに入っており、市場の関心はその次の11月に移っている。米国の利上げがもうないだろうという足元の観測は米金利の低下へ繋がり、それがドル安へ繋がる。さらに高い金利というドルの魅力が低下することで、資金が米株式や原油相場などより儲かりそうな資産へと移動することを意味する。ただ、欧州と日本の中央銀行の金融政策がどうなるかが気になり様子見ムードもある。28日には日銀が金融政策決定会合の結果を発表する。現行の大規模金融緩和政策を維持すると発表すれば株式相場は一段高となるはずだ。
日経平均の日足チャートを見ると、下向きの25日移動平均を大陽線で上抜けた、7月19日の戻り高値に並んだ。明日も続伸すれば下げトレンドの典型パターン(高値も安値も切り下げる)から抜け出せるので、ある意味で正念場である。
33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、電気・ガス(1位)、保険(2位)、その他製品(3位)、鉄鋼(4位)、海運(5位)となった。
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