小鳥は、ただ、さえずっているのではない。会話をしている。そして、会話の中に文法がある。こんな事を、発見した研究者がいる。
森の中で、蛇が出てくると、見つけた鳥は、集まれのさえずりと、警戒しろのさえずりをする。すると、仲間が集まってくる。そして、枝の上を飛び回りながら、周りを見る。蛇がいる。確かに警戒する。
あるいは、美味しい木の実があると、集まれというさえずりと、ここに木の実があるぞという、さえずりをする。仲間が集まって、木の実を食べる。
昔から、小鳥は、意味もなくただ声を出しているとしか、人は考えなかった。小鳥には、こういう事は、分かっていた。それは、春の恋の季節になると、雄の鳴き声が、美しくなると。このくらいだった。
動物に知能があり、それは、かなり高いことは、次第に分かってきた。イルカ、チンパンジー、野生のライオンなどである。これらは、小学2年生くらいの知能がある。イルカは、よく水族館で芸をする。そして魚にも、同じような、知能があることが、次第にわかってきた。
(サイエンスゼロからの、小鳥の会話です。)