COTOSSAさんのブログ
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未開示リスク表面化 の記事
今日の日経朝刊@14面
最近の事前に注意喚起のなかったリスクが顕在化する例が目立っているという所から始まるこの記事。
確かにこの前もいきなりサイゼリヤの為替デリバティブの記事を読んでびっくり!というのがありましたね。。。
4月以降に破綻した上場企業26社の内、12社は破綻の主因となった情報を事前に開示していなかったとの事。
それってどうなんだろうか。(つまり約半数)
ここで例示で上がっているのは
・サイゼリヤ
豪ドルデリバティブでの約150億円の損失
・栗本鉄工所
子会社の事業再編で107億円のリストラ損
・オリエンタル白石
金融機関の急激な融資姿勢変化
・モリモト
資金計画を巡り監査法人と対立
・ダイナシティ
マンション分譲不振で資金繰り悪化
尚、逆にユニークな開示例として
・ソフトバンク
孫正義社長に不測の事態が発生した場合のリスク
(分かる気がする)
・ヤマトホールディングス
中元、歳暮などの慣習が見直される傾向
(これも分かる気がする・・・・)
・楽天
東北楽天ゴールデンイーグルスの人気低迷
という事例もある模様。
でも、どこまで記載するかというのは、適度なレベルが必要だと思う。
やりすぎて全てのリスクを記載して、有報がリスクファクターの記載だけで何十ページにもなったら意味が分からない。。。
笑いのネタにはなるかもしれないけど・・・
どんな情報が投資家にとって有意なものなのか、しかも一般的な善意の第三者が普通に有用だと思う情報を選択する必要もあるよなぁ、と思うのでした。
なんだか少しPLに似てきたような気がしてきた。
私の記憶にある衝撃だったPL関連ニュース↓
・電子レンジネコのニュース
・マクドナルドの肥満訴訟のニュース
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こんばんは。
>開示資料などの細かーい話って作成する当事者になるほど、客観的な目で見れなくなってしまうんですよね…。
そうなのかもしれませんね。
これも確か開示項目だ!とか、そういうチェックもしてしまうので、全体で見ると別にね、、、とかいう所も本当はあるのかもしれませんよね。
>そう考えると、会計監査の質ってのがますます心配になると思う今日この頃です。
会計士さん達は四半期監査や内部統制やらでもとても大変そうですから、本当に時間もお金もかかるし、大変ですよね。
クオリティが担保出来ていればよいのですが・・・
開示資料などの細かーい話って作成する当事者になるほど、客観的な目で見れなくなってしまうんですよね…。
それを客観的に検証しようとすると、結局会計士に負担が行ってしまうのでしょうね。
そう考えると、会計監査の質ってのがますます心配になると思う今日この頃です。