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「金融緩和政策+財政出動政策+ワクチンの普及」トリオの力

昨日の米国株式相場は、ダウ工業株30種平均は大きく上げた一方、ナスダックは下げた(DJIA +437.80 @30,829.40, NASDAQ -78.17 @12,740.79)。ドル円為替レートは103円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,664に対して、下落銘柄数は445となった。騰落レシオは99.62%。東証1部の売買代金は2兆9990億円。

TOPIX +30 @1,826
日経平均 +434円 @27,490円

米ジョージア州の上院決戦投票の結果、大統領、上院・下院の多数派を占める「トリプルブルー」或いは「ブルーウェーブ」が実現するとの報道から、大型の経済対策が実施されて景気回復が早まるとの期待が高まった。法人税の増税や富裕層への増税懸念は残るが今は影が薄い。その結果、景気敏感株の出遅れていたバリュー株(割安株)に幅広い買いが入った。日経平均は30年5カ月ぶりの高値となった。ただ、午後には東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が2000人を超えたと報道された。昨年春に続き2回目の緊急事態宣言を再び発令される。それでも空運株は下げたがその他大多数の銘柄はほとんど影響を受けなかった。昨年2月3月の急落は何だったのかと思うほど、今は新型コロナウィルスの感染再拡大に対して株式相場は鈍感である。やはり、

大規模金融緩和政策+大規模財政出動+ワクチン接種の普及期待>新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の減速懸念

が継続している。

日経平均の日足チャートを見ると、大きくギャップアップして短陽線となり、昨年来高値を更新する目前まで上げてきた。上向きの10日移動平均線と上向きの25日移動平均線の上で株価は推移しており、高値圏での保ち合いレンジの上限にある。

N株は半分ほど売りつなぎしました。理論株価でみると上値余地はまだかなりあるのですが、チャートで見ると、昨年1月の高値に並んだため、これを上値抵抗線と見ると、少しは一区切りつけた方が良さそうなので。

33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、その他金属(2位)、非鉄金属(3位)、保険(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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