一カ月近く続いた3月期決算企業の第3四半期決算発表も終わりとなりましたが、決算を受けて目標株価を引き上げる動きも少なくありません。そこで今回は2月5日から13日までに決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に3社以上の証券会社から目標株価の引き上げがあったもの（足元の株価を上回るもののみ対象）をピックアップしてみました。

そのなかで目標株価の引き上げが5社と多かったのが沢井製薬（4555）で株価は本日、昨年来高値を付けています。また、4社が目標株価を引き上げたのがサンドラッグ（9989）や丸井グループ（8252）、ジャパンディスプレ（6740）、東京海上ホールディングス（8766）、損保ジャパン日本興亜ホールディングス（8630）で、サンドラッグでは下方修正で連続の最高益更新が途絶える見通しとなったものの、10-12月の3カ月間の営業利益が3四半期ぶりに増益に転じたことが目標株価の引き上げにつながったとみられます。