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投資について思うこと

素人のひとりごと日記です。
(正しくは、信頼できる専門家へ)

 

知り合いのご年配の親しい方から

 

「これ、歯の治療の後、はずして歯医者さんから渡された金歯だよ~」
「あなた金(ゴールド)に興味をもっているから、あげる」
「この金歯をつけるのに、値段高かったよ~」

 

と言って金歯をくれた。


(思ったより軽い・・・)

 

しばらく家に置いていたが
やはりかわいくないので売ることにした。

 

近所の買取り店に持って行くと
その店の店長と名乗る方がいらっしゃって
簡単な鑑定をされた後

 

「買い取らせていただきます~」(^.^)
「よくわからないのでK10のお値段で買取りします~」
「○円になります。」

 

とのことだった。

 

わたしが

 

「金価格は、(短期的な調整があっても)上がるでしょうね~」

 

と言うと

 

その店の店長さんは

 

「金価格は、今が高値と教えてもらっていますけど~」
「違うのですか?」(・o・)!

 

と言われたので、金について簡単な話をした。


その店長は、金に興味があるらしく
いろいろとわたしに質問してきた。

話の後、深々と敬礼されて

 

「ぜひ、また来て教えてください!」
「K18の値段で買取りいたします」
「出血大サービスで○円にいたします。」

 

少額ではありますが
最初に提示された買取り値段の2倍になっていた・・・

 

さて

 

投資について思うこと

 

○読書

 

投資と関係する本はたくさん出版されている。


「参考」になる本は、20冊に1冊くらいかもしれない。(個人的な感覚)

 

ミスリーディングな本を読むと間違った投資判断をしてしまうことがある。
本を選ぶときは、慎重に選ぶのもよい。

 

もしその著者の10年前、5年前、数年前に書いた本があれば
それを見て、今、その本に書かれていることの結果をある程度確認することができる。

 

的中率が高ければ読む価値があるかもしれない。

 

優秀な投資家は、個別銘柄ではなく、良い本を紹介してくれる。

 

投資と直接関係ありませんが、健康に興味のある人に紹介されて
最近読んで印象に残った本

 

「がんになっても諦めない」

 

帯津良一氏著
世界文化社

 

本のタイトルと異なり、内容は明るい。

 

投資と人生観は関係すると思う。


また、投資家は読むジャンルの本も幅広い感じがする。

 

○時間軸を味方につける

 

投資家が仮に正しい判断をしてもその通りになるまで時間がかかることが多い。


ファンドは決算があるので待つことができないこともある。

個人投資家の最大の武器は時間軸になる。

 

「時間軸」

 

長期投資家は、時間軸を利用するので売ったり買ったり忙しくしないで
何もしていないときが結構多い。


高いときに売って安いときに買うリズムを大切にしている。

 

長期投資家と言っても、時代が大きく変化しているので
20世紀型の長期投資は通用しない。


新しい時代に適応するスキルが必要になる。

 

○国債バブル

 

米国債
ドイツ国債
日本国債

 

学者のように難しく分析しないで
普通に考えると

買われすぎと思う。

 

この状況は続くかもしれないが
高コストの非伝統的な金融政策によって
債券市場の制御は難しくなってくる。

 

いずれこれらの国債バブルは終わる。
しかし、いつ終わるかわからない。

 

○リスク管理

 

投資家に必要なスキルのひとつとしてリスク管理がある。
自分の投資余力以上のポジションをとってしまうと痛い目に合うこともある。

リスク管理が上手くいかないとき

 

冷静に
慎重に
もうはまだなり まだはもうなり(相場の格言)

 

などの言葉を口ずさむ。

 

それでもできないとき

 

冷静に
慎重に
人の行く裏に道あり 花の山(相場の格言)

 

などと紙に書く。

 

それでも冷静に判断できないとき

 

自分は投資に向かないと悟る。

 

投資家にとってリスク管理は重要だと思う。

 

○投資を勉強する

 

個人投資家は、勉強する必要がある。

(自分に言っている。)


市場専門家、おかかえ学者のうまい話に注意する。
もちろん、能力が高く、良心的な専門家もいる。

 

○金融緩和

 

対症療法的な効果しか期待できない。
「ただちに」副作用は出るものではないが
通貨安のリスクはある。

 

「ただちに」がポイント。

 

○主要国格下げのリスク

 

世界的に有名な格付け機関のシニア格付けと(ソブリン)CDS格付けを比較すると
CDS格付けの格付けがシニア格付けより低いことが多い。

 

格付け会社は、CDS格付けでヘッジしているかもしれない。

過去の例から考えると、主要国の格付け(表向き)は
今後さらに格下げされる可能性がある。

 

ニュースなどで格下げ発表されてもマーケットは予想以上に反応しないことがある。
CDS格付けですでに格下げされているケースが多く

 

「やっぱり・・・」

 

といった感じなのかもしれない。

 

10月末のリポートでは
日本国債のCDS格付けも格下げされており
お隣の中国、韓国よりも格付けが低くなっている。

 

少し忘れた頃に、経済新聞などで日本国債格下げのニュースが報道されるかもしれない。
同様に他の主要国の国債格下げの潜在的なリスクはある。

 

○中東問題

 

周知の通り、日本はエネルギーの多くを中東から輸入している。

ホルムズ海峡封鎖の問題も解決したとする話は聞かない。

 

ハーベストタイム(イラン)などを見れば、イランの動向を知るうえで
参考になるかもしれない。

 

エジプトの前ムバーラク政権の時は、エジプトはイスラエルと仲良かったと聞く。
記憶に新しい2011年エジプト革命後、状況は変化している。


その他、多くの事情によりイスラエルは孤立しているかもしれない。


中東は、複雑な状況になっているように思う。

 

日本のエネルギー政策にも関係する中東の動向には引き続き注意が必要だろう。
(くわしくは、中東情勢の専門家へ)

 

○少数派

 

まともな少数派の意見の中に投資のヒントがあると思う。
みんなと同じことを言っている人の意見の中に投資のヒントは少ない。
自己啓発を積み重ねれば、少数派になってくると思う。

 

○BRICS

 

その日本人投資家に以前から人気のある投資先として
BRICSなどがある。

 

頭文字のブラジルは今となっては
低成長国となっている。

 

ブラジルに行った人の話を何度か聞くことがあった。
自分がイメージしているブラジルと異なることは多い。

 

ブラジルはサッカーの強豪国ですが、経済的には高成長国のイメージ。
ピポット国家としての優位性はある。しかし、厳しい一面もある。

 

IMFの経済成長率見通しも、想像以上に低下している。
いわゆるBRICSの中では、一番低い。

 

ユーロ危機⇒ヨーロッパ向け輸出の多い中国に影響⇒ブラジル成長率鈍化

 

このような簡単なものではありませんが
ブラジルも欧州債務危機の影響を受ける。

 

また、通貨レアルの何パーセントを日本人が保有しているかもわからない。


豪ドルも現地で使うことのない日本人の保有率は高いと聞く。

 

ロシアは、モスクワと地方の公務員の所得格差だけでも相当大きい。
インドは金(ゴールド)市場から見ても厳しいことがわかる。
中国は、今のところ経済成長が減速している。
(追加の金融緩和と財政出動に対する期待はある。)

 

以前、日本の個人投資家に人気のあったBRICSへの投資は慎重に考えてもよい。

 

○日本の財政状況からわかること

 

長期的に考えると

 

財政政策の支援を受けているところはこれから厳しくなる可能性がある。
(国家財政の余裕がない)


財政の支援を受けていないところは、もともと財政支援を

受けていないので
相対的に見れば、財政難の影響は少ないかもしれない。

日本も含め世界的に金融政策も、これまで相当無理をしてきているので
これから何が起きるかシナリオを描くのは難しい。


インフレのサブシナリオも考える必要がある。

 

 ○インフレ

 

日本の政策当局もデフレ脱却と言っているので
適度なインフレを目標としている。

 

インフレには、良いインフレと悪いインフレがある。
世界の主要国の財政状況を考えると悪いインフレの可能性は否定できない。
金融政策には、限界がある。

 

仮にインフレをイメージするなら、どちらをイメージするかによって
投資スタンスは変わってくると思う。

 

○食料品価格上昇の可能性

 

あるご年配の方に質問されたことがある

 

「世の中たくさんモノがある。」
「お札もたくさんある。」
「いったいこれからどうなると思う。」

 

・・・

 

金融緩和の副作用としては、(悪い)インフレが考えられる。


節約できない、限られたモノの値段が上がりやすくなると思う。

 

百貨店に行くと、衣料品や宝飾品売り場は、しばしば店員さんの方が多い。
食料品売り場は、仕事帰りの人で混雑しているところを見る。

 

このような混雑しているようなところで販売されている
食料品などの値段が上がる可能性がある。
(今日明日起きることを書いていません。)

 

景気が悪化すると衣料品などは節約の対象になるが
毎日の食事はなかなか節約できない。

 

節約できない資源の限られているモノは
価格が上昇しやすくなるのではないかと思う。
(添加物のたくさん入っている食料品は、相対的に上昇率は低いだろう。)

 

金融緩和の副作用として食料品価格の上昇が想定される。

 

○サイクル分析

 

昔、ある証券会社の方に

 

株式投資には

 

ファンダメンタルズ分析
チャート分析
テクニカル分析

 

が必要ですよ~(・。・)

 

と教えてもらったことがある。

 

ただ、現在の株式市場は、アルゴリズム取引(ロボット取引)が活発なうえ
需給動向などさまざまな要因があり、株価は必ずしもファンダメンタルズを反映しない。


チャート分析についてもより深いチャート分析が必要になると思う。

 

たまに、チャートを見るときは、できるだけ無機質になっている。

(感情をいれない。)

 

テクニカル分析は、過去のデータ(価格、出来高、時間軸など)や人間心理を元にして
いる(くわしくはテクニカルの専門家へ)と聞くが、実際のマーケットは感情のない
ロボットが支配しているので、テクニカル分析の前提条件に疑問符がつく。

 

また、非伝統的金融政策など、現在、過去にないようなことが実施されているため
ブラックスワン現象(経験や認識では予想できない現象)が起きやすい。

 

テクニカル分析は、参考にならないときもあるだろう。

 

その中で、参考になるのは、サイクル分析だと思う。
(もちろん個人的な考え)

 

一般的な視点と違うこともあり参考にしている。

 

2013年度版も良い本だと思います。

 

サイクル分析のおすすめの本

 

フォーキャスト(FORECASTS)2013

レイモンド・A・メリマン著

 

投資は、学べば学ぶほど慎重になる。

 

 

 

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