５日午前の東京株式市場で、前日の米国株市場が急落したことを受けて売り注文が殺到、大幅反落して取引を終えた。日経平均株価は一時、取引時間中としては３月１８日以来、約４カ月半ぶりの９２００円台に下落、下げ幅は３９５円にまで広がった。

　日経平均株価の午前の終値は前日終値に比べて３２４円９２銭安の９３３４円２６銭。東証１部全銘柄の値動きを示す東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も２６・１０ポイント安の８００・２６。

　４日のニューヨーク株式市場のダウ工業株３０種平均は、欧米を中心に世界経済の先行きへの不安が急速に高まり急落。前日比５１２・７６ドル安の１万１３８３・６８ドルで取引を終えた。

　これを受けて始まった東京市場も朝方から幅広い銘柄に売り注文が殺到、全面安の展開となった。ただ、売り一巡後はやや下げ渋り、安値圏でのもみ合いとなった。