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リース大手7社の決算は資金調達コスト減で5社が経常増益

リース大手7社の2010年3月期連結決算が出そろい、東京センチュリーリースなど5社の経常利益が前の期に比べて増えたようです。
社債やコマーシャルペーパー(CP)の発行環境が好転して資金調達コストが低下し、経費削減も奏功したようです。
ただ、企業の設備投資意欲の減退でリース本業は振るわず、売上高(日立キャピタルは営業収益)は5社が減ったとのことです。

2ケタ増益となった東京センチュリーと芙蓉総合リース、興銀リースの3社では資金原価がそれぞれ2~3割減ったそうです。
経常利益が2.3倍に拡大したNECキャピタルソリューションは仕組み債などデリバティブ評価益が利益を押し上げたようです。

一方、三菱UFJリースは与信の見直しなどで貸倒関連費用が23%増えて利益を押し下げ、経常利益は前期比1.8%減の258億円となったようです。

2011年3月期は5社が経常増益の見通しのようですが、リース事業協会がまとめた3月のリース取扱高が34カ月連続の減少になるなど国内のリース市場は依然として厳しいようです。

本業がふるわないと、今期も厳しそうですね。
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