蔵王産業、今期経常を一転4％増益に上方修正・最高益、配当も13円増額

　蔵王産業 <9986> [東証Ｓ] が1月27日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の11.6億円→13.8億円(前期は13.3億円)に18.8％上方修正し、一転して3.7％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の5.3億円→7.5億円(前年同期は7.4億円)に40.9％増額し、一転して0.9％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の68円→81円(前期は78円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、コンシューマー向けの家庭用リンサー及び小型スチーム機器の販売や、業務用の搭乗式大型清掃機の販売が順調に推移しており、当初予想を上回る見込みとなりました。　利益面につきましては、上記のとおり売上高が順調に推移したことから営業利益、経常利益ともに当初予想を上回る見込みとなりました。

　　当社は、株主への利益配分と会社の体質強化のための内部留保との調和を図りながら、配当につきましては配当性向を重視しております。配当金額の決定につきましては、当社の事業展開や財務状況のほか会計基準の変更等特殊要因による業績変動を総合的に勘案し、配当性向40％程度を目標として行っております。　この方針に基づき、１株当たり34円と予想しておりましたが、当期の業績等を勘案した結果、2023年３月期の期末配当予想につきましては、当初予想から１株あたり13円増配の47円といたします。（注）上記に記載した予想数値及び配当数値は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後発生する様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。