大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 49560 +240 (+0.48%)
TOPIX先物 3281.0 +8.0 (+0.24%)
シカゴ日経平均先物 49545 +225
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
24日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。9月の米消費者物価指数(CPI)はコアCPIの上昇率が前月比0.2%と市場予想の0.3%を下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決めるとの見方が強まり、主力株を中心に買いが広がった。10月の米購買担当者景気指数(PMI)は製造業とサービス業がともに前月から改善し、米経済の底堅さが意識されたことも下支えになった。
S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、銀行、メディアが買われた一方で、自動車・同部品、耐久消費財・アパレル、エネルギーの弱さが目立った。NYダウ構成銘柄では、IBM
シカゴ日経平均先物(12月限)の清算値は、大阪比225円高の4万9545円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比110円安の4万9210円で始まった。ただし、直後につけた4万9190円を安値にロング優勢となり、米国市場の取引開始後には4万9660円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は4万9500円~4万9600円辺りで保ち合い、4万9560円でナイトセッションの取引を終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。米国市場では予想を上回る決算を発表したインテル
あす決算発表が予定されているアドバンテスト辺りに先回り的な買いの動きがみられると、先物市場でもショートカバーを強めてくる可能性はありそうだ。日経225先物はこれまで上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジ内でのトレンドを形成しており、先週は5万円をつける局面で+2σを捉え、その後の調整局面では+1σが支持線として機能している。
ナイトセッションでは+1σ(4万8620円)から上に放れる動きをみせてきたことで、+2σを意識したトレンド形成が期待されてきそうだ。また、+2σが5万0560円辺りまで切り上がってきたことで、5万円を捉えてくる局面でもピーク感は強まりにくいとみておきたい。そのため、オプション権利行使価格の4万9500円から5万円のレンジを想定。4万9500円を下回る局面では、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。
あすは高市首相とトランプ米大統領による首脳会談が行われる。トランプ大統領はインタビューで、高市首相を高く評価していると述べている。高市首相は貿易条件の見直しを試みるかもしれないとの質問に対しては、日本側の提案には柔軟に対応すると答えている。トランプ大統領との良好な関係構築が、株式市場でポジティブ視されることが期待され、ショートカバーを誘う可能性がありそうだ。
24日の米VIX指数は16.37(23日は17.30)に低下した。一時16.02まで低下し、75日移動平均線(16.49)を割り込んでいる。米中首脳会談を控えて楽観視はできないが、リスク選好に向かわせやすいだろう。
先週末のNT倍率は先物中心限月で15.06倍(23日は14.96倍)に上昇した。23日には一時14.92倍まで低下し、+1σ(15.01倍)を割り込んできたが、24日の上昇で再び同バンドを上回っている。このまま+1σを支持線に変えてくると、NTロングに振れやすい需給状況が意識されてきそうだ。
株探ニュース
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