日経225先物は11時30分時点、前日比80円安の4万4970円(-0.17%)前後で推移。寄り付きは4万5220円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万5130円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。ただし、直後につけた4万5250円を高値に軟化し、4万4950円~4万5050円辺りでの保ち合いを継続。終盤にかけて4万4930円まで下げ幅を広げる場面もみられた。
買い一巡後はショート優勢の流れとなったが、ナイトセッションでつけた安値(4万4920円)は割り込んでいない。ボリンジャーバンドの+1σ(4万4860円)が支持線として意識されやすく、4万5000円割れの水準では押し目待ち狙いのロング対応に向かわせているようだ。下値の堅さがみられるなか、節目の4万5000円を回復してくるようだと、短期筋のショートカバーを誘う形になりそうである。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]は下げに転じたが、アドバンテスト<6857>[東証P]がリバウンドをみせており、積極的なショートは仕掛けにくいだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.34倍に上昇した。一時14.27倍をつける場面もみられたが、ボリンジャーバンドの+1σ(14.28倍)が支持線として意識され、リバランスの動きが入っている。バンドは上向きで推移しており、引き続き支持線として機能するようだと、NTショートを巻き戻す動きに向かわせそうである。
株探ニュース
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