会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の53.8億円→69.8億円(前年同期は32.1億円)に29.7%増額し、増益率が67.2%増→2.2倍に拡大する計算になる。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の30円→35円(前の期は19円)に増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社グループが属する建材流通業界におきましては、コロナ禍に伴う経済活動の低迷と再開等を受けて、木材等の素材を中心に需給バランスが崩れ、供給不足や価格高騰をもたらすなど「ウッドショック」と呼ばれる状況が続いています。足元では、ロシアによるウクライナ侵攻によりロシア材の流通が止まり、このような動きを助長しております。これに対し当社グループは、木質系建材流通の川上から川下まで一気通貫で手掛け、また、製造加工部門や海外部門も有するなどの総合力を活かし、木材および木質系建材の供給責任を果たすべく、量の確保や代替材の調達、生産に努めています。この結果、素材価格の高騰は、販売価格、製品価格に転嫁することが概ね順調に進み、売上、利益とも既に開示されている予想を上回る見込みとなりました。
当社は、企業体質の強化と今後の事業拡大に必要な内部留保の充実を図るとともに、株主の皆さまに対する安定的かつ継続的な利益還元を経営の最重要課題の一つとして位置付けており、安定配当の継続を基本としつつ、業績に対応した株主還元の充実に努めています。このような配当方針の下、第2四半期末の配当を前期比6円増配の15円とし、さらに2021年11月1日には期末配当予想を前期比5円増配の15円とする旨を公表いたしましたが、前述の業績予想の上方修正を勘案し、今般、期末配当をさらに5円増配して1株につき20円とすることを決議いたしました。この結果、第2四半期期末配当金15円と合わせた当期の年間配当額は35円と、前期実績19円から16円の増配となります。(注)上記の予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
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