＜注目銘柄＞＝泉州電業、東証２部上場の割安銘柄

　泉州電業<9824.T>はＰＥＲ１０倍以下、ＰＢＲ０．５倍台と割安感が強い。３日に東証２部株価指数が過去最高を更新するなど、２部上場銘柄への関心が高まっていることも注目点となる。

　同社は電線の総合専門商社で、即納体制に強みを持つ。足もと業績は堅調で、１７年１０月期第１四半期（１６年１１月～１７年１月）の連結経常利益は８億３７００万円（前年同期比１９．５％増）で着地。民間設備投資向け電線の需要が底堅く推移するなか、提案型営業を推進したことや配送体制を強化したことなどが功を奏した。同社の業績は銅価格との連動性が高いことなどから、通期の経常利益予想は３１億８０００万円（前期比６．８％増）とやや慎重な見通しとなっているが、今後は東京オリンピックの関連需要なども期待できそうだ。

　株価は４日に５日移動平均線が２５日移動平均線を上回るゴールデンクロスを実現し、上値追いの様相を強めている。（参）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）