チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
ダイセキ <9793> 【2+→2+】
「上期は減益も計画上振れ、リサイクル燃料の出荷が好調」
TIWでは投資評価は「2+」を維持する。その理由は、(1)25/2期上期(3-8月)は営業減益となったが、ダイセキ環境ソリューション(1712)の前年の大口案件反落とダイセキMCRでの大規模修理による工場一時停止の影響であり懸念は不要と考える、(2)減益とはいえ、単体及び子会社3社の利益が揃って計画を上回り連結全体で営業利益は計画を上回ったこと、国内鉱工業生産の伸び悩みや台風影響を受けた中でも、シェアアップ等によるリサイクル燃料出荷好調に伴う粗利益率の上昇等により中核のダイセキ単体で営業過去最高益を確保したことなどが評価できる決算となった、TIWでは、(3)25/2期業績は前記の一過性要因から伸び悩むが計画上振れを見込むこと、(4)26/2期以降は脱炭素の追い風と環境への貢献、シェア向上等により増益基調を見込むことなどによる。
予想ROE:10.2% PBR:2.3倍、来期予想PER:18.4倍、来期予想EPS成長率:7%株価(10/4終値):3,660円 Fモデルによる理論株価:2857円(10月4日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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